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新紙幣を彩る3人の偉人たち~港区とのつながりと新紙幣の秘密~

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■第6回 新紙幣の秘密2~継続・進化した偽造防止技術~

前回は、新紙幣で初めて採用された技術を紹介しましたが、従来の偽造対策技術から継続して採用されたものも多くあります。
まずは、深凹版(ふかおうはん)印刷(A)。もともと紙幣では肖像等の主な図柄には印刷されるインキの量を繊細に調節できる凹版印刷が使われていますが、そのインキを特に高く盛り上げて印刷する技術が深凹版印刷です。触るとザラザラとした触感で、額面数字や、識別マークに使われています。識別マークとは、新紙幣では11本の斜線が採用され、券種ごとに位置を変えて識別できるようにしたものです。
潜像(せんぞう)印刷(B)も、紙幣に使われている難易度の高い技術です。正面で見ると模様しか見えないのに、紙幣を傾けると、額面の数字や「NIPPON」の文字が見える技術です。
すき入れバーパターン(c)も忘れてはなりません。1000円札には1本、5000円札は2本、1万円札は3本の棒状のすかしが施されています。
紙幣に込められた工夫は印刷技術ばかりではありません。特殊なインキの使用もあります。発光して見えるパールインキ(D)が左右両端の余白部分に使われており、紙幣を傾けるとピンク色の光沢のある半透明の模様が見えます。
特殊発光インキ(E)が使用されている箇所もあります。こちらは紫外線を当てると日本銀行総裁の印章や模様の一部が発光します。
最後はマイクロ文字(F)。肉眼ではほぼ見えないくらいの小さな文字がところどころに印刷されています。「NIPPONGINKO」の微細な文字をぜひ確認してみてください。
写真提供:国立印刷局ホームページ
*(A)~(F)の画像は、本紙4面をご覧ください。

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