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新紙幣を彩る3人の偉人たち~港区とのつながりと新紙幣の秘密~

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■第7回 紙幣豆知識
これまで見てきた技術は、1000円札、5000円札、1万円札、それぞれに施されています。紙幣によって施されている位置や図柄が異なりますので、ぜひ見比べてください。そして、日本の紙幣の技術力の高さを実感してみてください。私たちが普段何気なく使用している紙幣には、たくさんの高度な技術が盛り込まれているのです。
こうした技術により、版型をまねて複製することも、コピー機はもちろん高性能なコンピューターやスキャナーを使っての複製も不可能となっています。何重にも重ねられた偽造防止の工夫は紙幣への信頼につながり、私たちの社会や生活の安定につながっています。
最後に豆知識を2つご紹介します。
皆さん、紙幣の耐用年数はどのくらいだと思いますか。
よく使用される1000円札と5000円札は1~2年、1万円札は4~5年といわれています。流通に適さなくなった紙幣は、断裁され、トイレットペーパー等にリサイクルされます。
では、紙幣の重さはどれくらいかご存じですか。
1枚およそ1グラムです。ですから1万円札の場合、1000万円が1キログラム、1億円は10キログラムとなります。たった1グラムの紙に、最高の技術と品質を詰め込み、紙幣としての価値を揺るぎないものとしているのです。そのすごさを実感していただけたでしょうか。
7回にわたって掲載してきた本コラムは、今回で最終回となります。
未来の新紙幣にはどんな最新技術が搭載されるのか、はたまた、キャッシュレス化が進み、紙幣の発行がなくなる日がやってくるのか等、今後の進化や変化を想像してみるのも面白いですね。

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