◆借金の返済でお困りの方、早めにご相談ください
◇相談事例
コロナ禍で収入が減り、複数の金融機関から借り入れをして生活しています。毎月の返済が苦しくて滞納していたところ、弁護士名で債権回収通知が届きました。どうしたら良いでしょうか。
◇アドバイス
債権回収通知(請求書)が届いた場合、慌てて支払うことはせず、まずは身に覚えのある請求かどうかを確認することが大切です。延滞者情報が第三者に渡り、悪用されて、不当な請求がされていることもあります。
覚えのある請求なら当然支払い義務が生じますが、借金返済のために新たな借金をするのは止めましょう。さらに借金が増えて、返済額も増加してしまいます。
借金の返済に困っている時は、信頼できる相談窓口に債務整理の方法を相談しましょう。債務整理とは、元本や利息などの借金を減額したり、返済期間に猶予を持たせたりすることで借金(債務)を整理し、無理なく返済できるように調整する手続きです。
債務整理の方法には、債権者と裁判外で交渉する「任意整理」、借金を大幅に減額する「個人再生」、調停委員とともに解決法を探る「特定調停」、債務自体を免除する「自己破産」の4種類があります。
本事例では、相談者に債務整理の種類を情報提供し、すぐに法律専門家への引き継ぎを行いました。
生活費などに困った方が受けられる支援制度もあります。一人で悩まず、早めに相談しましょう。
心配なことがあれば、消費生活センターへ。来所または電話の相談を無料で受け付けています。
問い合わせ:地域活性課地域振興係
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