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自治体の皆さまへ

消費生活センターから(196)

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東京都狛江市

◆タレントが自分のSNSで美白美容液を絶賛しています。信用できますか
◇相談事例
好きなタレントがSNSで、「某社の美白美容液を使ったらとても効果があった」と写真を載せ絶賛していました。実際に使った本人の感想なら買いたいと思いますが、記事を信用して良いでしょうか。

◇アドバイス
広告であるにもかかわらず、広告であることを意図的に隠して商品やサービスを宣伝することを「ステルスマーケティング(ステマ)」と言います。例えば、有名人やインフルエンサーが企業等から謝礼等をもらって書いた記事なのに、あたかも中立な個人の意見のように見せかけること等がステマにあたります。
ステマは、消費者が自主的かつ合理的に商品やサービスを選ぶことを妨げているとして、昨年10月から景品表示法で禁止されました。そのため、宣伝を目的とする記事には広告であることが明示されていなければなりません。記事に「PR、広告、宣伝、AD、プロモーション、スポンサー」等の表示がないか、確認してください。本事例の記事には「#スポンサー」とあり、広告と分かりました。
景品表示法では、ステマ以外にも消費者を惑わせる不当表示を禁止していますが、安価で参入しやすいネット広告には優良な広告と詐欺的な広告が混在しているため、注意が必要です。また、ネット広告には、検索サイトに出る「リスティング広告」、利用者のネット利用履歴から興味等を予測してニュースやSNS等に出る「ターゲティング広告」等があり、検索結果の上位や目立つところに出てくる記事でも、広告の可能性があります。よく見極めるようにしましょう。
心配なことがあれば、消費生活センターへ。

問い合わせ:地域活性課地域振興係

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