■2022年度は20.3億円の赤字
2022年度は、国民健康保険事業の費用のうち保険税等で賄う収入が20.3億円不足し、この赤字を、市税等を財源とした一般会計からの繰入で補填(ほてん)しました。2021年度決算に比べると赤字を補塡するための繰入額は1億円減少したものの、繰入に依存する厳しい財政状況が続いています。繰入額は新型コロナウイルス感染症の影響分を除いた金額です。
赤字が生じる原因として、保険税率が国民健康保険法に基づいて算出される標準的な水準(標準保険料率)に比べて低いことや、医療の高度化により、1人当たりの保険給付費が増加傾向にあることが挙げられます。
■財政健全化に向けた取り組み
国民健康保険事業会計は、保険給付費や納付金などの歳出を、保険税や交付金などの歳入で賄い運営する独立採算が原則です。そのため、国民健康保険の財政健全化に向け、赤字額の計画的・段階的な削減に取り組んでいます。保険税率の見直しを毎年度行うとともに、保険給付の適正化、医療費の適正化、保険税の徴収の適正な実施の取り組みを推進していきます。
■国民健康保険事業会計の決算状況(2022年度)
※歳入歳出の差額は2023年度に繰り越し
問合せ:保険年金課
【電話】724・4027
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