町田市長:石阪丈一
やっとのことで「秋」になったようです。花木も少なくなりました。金木犀(きんもくせい)はちょっと開花が遅れているようです。野鳥の方も10月は、端境期というか、夏鳥は帰路についていますし、冬鳥はまだ1か月ほど先です。数年前まで、北からの冬鳥の訪れの第一便などと言われてきたジョウビタキは、留鳥化、つまり日本で繁殖するようになっています。10月になって見かけたとしても、シベリアなど大陸から渡ってきた個体と決めるわけにはいかなくなっています。もっとも、このあたりでは夏に見かけないので、ジョウビタキはまだ冬鳥、つまり渡ってきたものと思われます。
さて、先月に、「まちだSDGsアワード2024」表彰式が町田市民フォーラムで開催されました。今年度のテーマは、「里山を活(い)かした循環型ローカルSDGsの構築」で、手入れがなされない里山が増えている現状で、どのように活用していくか、里山の諸課題の解決のためのアイデア・構想を募集しました。
町田市と一般社団法人町田青年会議所は、2021年に「SDGs協働推進に関する協定」を締結しました。「SDGsアワード」もその一環で、22件の応募の中から選考の結果「里山グランプリ」をはじめ、5件が当日表彰されました。グランプリには、萩生田牧場の「小野路黒毛和牛食育プログラム」が選ばれました。「里山複合施設ネイチャーパーク」のほか、里山の利活用のアイデアが表彰されました。
町田市は、2022年に「町田市里山環境活用保全計画」を策定しました。この計画では、町田青年会議所をはじめ、内外の団体・企業等と連携して、里山における経済、社会、環境の循環を目指して取り組んでいきます。
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