■2023年度は20億円の赤字
2023年度は、国民健康保険事業の費用のうち、保険税等で賄うべき収入が20億円不足し、この赤字を市税等を財源とした一般会計からの繰り入れで補填(ほてん)しました。2022年度決算に比べると赤字を補塡するための繰入額は0.3億円減少したものの、繰り入れに依存する厳しい財政状況が続いています。繰入額は新型コロナウイルス感染症の影響分を除いた金額です。
赤字が生じる原因として、保険税率が国民健康保険法に基づいて算出される標準的な水準(標準保険料率)に比べて低いことや、医療の高度化により、1人当たりの保険給付費が増加傾向にあることが挙げられます。
■財政健全化に向けた取り組み
国民健康保険事業会計は、納付金などの歳出を、保険税や交付金などの歳入で賄い運営する独立採算が原則です。そのため、国民健康保険の財政健全化に向け、赤字の計画的・段階的な削減に取り組んでいます。保険税率の見直しを毎年度行うとともに、保険給付の適正化、医療費適正化の推進、保険税の徴収の適正な実施の取り組みを推進していきます。
・国民健康保険事業会計の決算状況(2023年度)
※都からの交付金等は歳出不足を引き起こさないよう多めに交付されます。そのため、歳入歳出の差額については、2024年度に返還する予定です。
問合せ:保険年金課
【電話】724-4027
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