町田市長:石阪丈一
新しい季節、新しい年度が始まりました。二十四節気の一つ「清明」は今月の4日でした。清々しく、明るい季節。広袴から真光寺・小野路にかけての丘陵の景色は、樹々が薄い黄緑色のベールをかけたように煙っています。新しい命が生まれる芽吹きの季節「清明」。新鮮な気分になる名前です。近所の桜(ソメイヨシノ)もプランターのチューリップもいつもより遅くになって満開になりました。
さて、先月末に、町田都市計画道路3・3・36号の木曽団地南交差点から市民病院前までの約800mの区間が開通しました。開通式には東京都の中島都技監・建設局長(当時)も出席し、事業開始から約17年を要したことや、交通利便性の向上、地元の皆さんの事業への協力のお礼などの挨拶がありました。三世代にわたるご夫妻を先頭にした通り初めなど、小雨の中、無事に開通式が終了しました。
この道路は、幅25mとかなり広いのですが、これは、将来、多摩都市モノレールが通るときの橋脚を中央分離帯部分に建てるための幅を見込んでいるからです。また、この道路の開通で、町田街道と並行する路線ができ、地域の交通、特に、中心市街地への交通は大変便利になりました。救急車や消防車の中心部への到着は格段に早くなりました。約6年半前に、町田消防署が中町三丁目から本町田小学校の向かい、旧緑ヶ丘小学校跡地に移転しましたが、これは、この道路の開通を見越してのことだったということに思い当たりました。
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