カワセミ通信 206

6／28

町田市長：石阪丈一
梅雨明け、真夏になったような天気です。酷(ひど)い暑さの真夏日が続きます。あの暑かった去年と同じくらいの「暑い夏」かと思っていましたが、今年はもっと暑くなるようです。何と言っても、熱中症にならないようにお気を付けください。特に湿度が高いときは、リスクが高くなります。
暑さの夏、夜の散歩です。小山田・図師・小野路方面に蛍を探しに出かけました。田んぼの辺りに、それこそ蛍の光をしばらく眺めていました。季節はすでに7月、ゲンジボタルはいないと思ったのですが、明るく、明滅の間隔が長いのも飛んでいるので、短い間隔で発光するヘイケボタルと共存しているようです。その昔、鶴川村の頃、鶴見川の流域の田んぼの用水路近くで、蛍を追いかけていたのを思い出しました。竹ぼうき、麦わらでこさえた蛍かご。飛び交う沢山の光目掛けて、当てずっぽうに、ほうきを振り回していました。その田んぼも今は無く…。
気を取り直して、さて、先月末に町田ダリア園の開園式が開かれました。この日もかなり暑い日でした。ダリアはよく咲いていて、赤、白、黄色の大輪のダリアが美しく、それこそ華々しく、多くのお客様を楽しませています。
町田ダリア園は、来年で開園40周年を迎えます。山形県川西町のダリア園から球根を提供していただいて、現在の地に開園しました。ダリアは、もともとは寒冷地の植物だそうで、暑い地方での栽培は非常に難しいということです。今年も、しっかりきれいに咲いているダリア園ですが、ここは、障がい者の就労の場でもあり、また、観光施設でもあります。暑さで、園で作業をする方の苦労も多いと聞きます。本家の川西町も、町田のダリア園も、夏の暑い時季から秋までずっと通しで開園しています。
気温の高い町田で、寒冷地向きのダリア園を開いているので、一部には奇跡のダリア園と呼ぶ人もいるそうです。去年も気温が高く、今年はもっと暑くなりそうな夏です。
もう一度、市民の皆さんには、どうぞ、熱中症の対策を十分に。