鶴川香山園は、小田急小田原線鶴川駅北口から徒歩4分のところにあり、池泉回遊式庭園と書院造の建物がある緑豊かな和の空間を楽しめる施設です。
2015年に惜しまれつつ閉園した私設の「香山園」庭園と美術館を含む一帯を市が譲り受けて、この度、飲食施設を含む都市公園として生まれ変わります。
鶴川駅周辺の市街地に残る貴重な緑の保全と都市景観の向上を図るとともに、地域にお住まいの方の交流の場としていきます。
また、周辺の古民家等と連携を取りながら、市の観光拠点の一つとして、鶴川地域への来訪者の増加を目指します。
所在地:能ヶ谷2‒17
開園時間:午前7時~午後10時
休園日:年末年始(12月29日~1月3日)
問合せ:指定管理者cocre(コクリ)鶴川共同事業体
【電話】860‒5180
○レストラン「桜梅桃李(おうばいとうり)」
「鶴川香山園」内のレストラン「桜梅桃李」では、町田の地場食材を生かした和食や甘味を提供します。
営業時間:午前11時~午後10時
○column 香山園は元々、灸治所(きゅうじしょ)だった
この場所は、古くから、地元の人に「お灸点(きゅうてん)」と呼ばれて親しまれてきました。1794年(寛政6年)創設とされる神蔵中風灸治所は、中風(脳卒中の後遺症の麻痺(まひ)やしびれ等)に効能があると評判になり、灸に訪れる人は、北は北海道から南は九州まで広範囲にわたりました。毎月1日に行われた灸治の際には、鶴川駅に特別列車が停車したほど盛況であった、というエピソードが残されています。
・鶴川香山園の詳細はこちら(市HP)
※二次元コードは本紙をご覧ください
本紙2面で鶴川香山園オープニングイベントや鶴川駅周辺の再整備についてご紹介します
■鶴川香山園オープニングイベント
鶴川香山園の開園を記念したイベントです。野点(のだて)や獅子舞パフォーマンス、施設解説、昔あそびなどが行われ、夜は琴演奏や竹灯籠(とうろう)とキャンドルのライトアップも行います。
※催しによっては定員がありますので、ご注意ください。
日程:1月25日(土)午前10時~午後7時
・イベントの詳細はこちら
※二次元コードは本紙をご覧ください
◆ようこそ!鶴川OMOTENASHI祭り2025
鶴川地域の魅力を発信するため「ようこそ!鶴川OMOTENASHI祭り2025」が開催されます。各会場でイベントが行われるほか、ウォーキングスタンプラリーも開催されます。ウォーキングスタンプラリーの台紙は、鶴川香山園で配布します。
ぜひ、各会場に足を運んでみてください。
※各会場での催しによっては定員や申し込みの必要がありますので、ご注意ください。
日時:1月25日(土)・26日(日)
・イベントの詳細はこちら
※二次元コードは本紙をご覧ください。
○会場
1 鶴川香山園
この度オープンする「鶴川香山園」では、25日(土)に開園を記念して行うオープニングイベント、26日(日)に「お灸を楽しむ会」を開催します。
2 武相荘
白洲次郎・正子夫妻の旧宅で、藁葺(わらぶき)屋根の古民家です。その名称の由来は「武蔵の国と相模の国の境に位置する」ことと「無愛想」を掛けたものです。現在は「旧白洲邸・武相荘」という記念館・資料館として一般公開されています。
3 みんなの古民家
住宅地に佇(たたず)む、明治初期築の藁葺き屋根の古民家です。現在は、レンタルスペースとして活用されています。家主が毎日かまどに火をくべているため、香ばしい香りが漂う生きた古民家です。
4 可喜庵
鈴木工務店の当主が代々受け継いできた茅葺(かやぶ)き古民家(幕末・文久3年築)です。建築家でもある現当主が守る可喜庵は、古民家ながら快適な暮らしの研究の場にもなっています。
5 町田リス園
約2500平方メートルの放飼場には約200匹のタイワンリスが放し飼いされており、元気に走り回る様子や可愛らしい仕草で餌を食べる様子を見ることができます。
6 自由民権資料館
自由民権運動及び町田の歴史に関する資料の収集、保管、閲覧、また常設展示「自由民権運動と町田」「町田の歴史―時代でたどる人びとのくらし―」を行っています。
7 FC町田ゼルビア 三輪緑山ベース
建築家・隈研吾氏設計のクラブハウスと天然芝グラウンドを構えるFC町田ゼルビアの練習拠点です。地域連携の場としても活用されています。
※エリアマップは本紙をご覧ください
問合せ:観光まちづくり課
【電話】724‒2128
記事全体の問合せ:公園緑地課
【電話】724‒4397
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