町田市長:石阪丈一
1年で一番寒い時節を迎えました。寒さの朝、薬師池公園を訪れました。人影もまばら、底冷えのする日、池の鴨(かも)は留鳥のカルガモだけで、冬鳥のキンクロハジロやホシハジロは、よそへ移動したのか姿が見えません。今年の冬はツグミの姿をほとんど見かけません。いつも11月の末には訪れるのですが、鳥仲間に聞いてもあまり見かけないという返事でした。その代わりではないのでしょうが、同じツグミの仲間のトラツグミ、シロハラが見られました。特に、トラツグミは、警戒心の強い鳥で、あまり人前に姿を見せない鳥ですので見られたのは幸運でした。
さて、昨年夏に(株)ダイエー及びウエルシア薬局(株)と移動販売の実施について協定を結びましたが、いよいよ12月から市内各地で始まりました。ダイエーについては市内全域の14か所で、ウエルシアは市内13か所ですが、ウエルシアについてはほとんどが相原地区で移動販売を展開しています。一昨年、駅前のスーパーが撤退して買い物に不便を感じていた地域の皆さんにとっては、買い物環境が大きく改善されました。
相原地域でのニュースがもう一つ。東京都南多摩東部建設事務所の事業ですが、相原駅横のJR横浜線の大戸踏切の立体交差事業が、いよいよ始まります。最初は、地下道となる本線を迂回(うかい)する仮の道路と仮設踏切を大戸踏切の北側に整備する工事です。この春には着工する予定で、これから地元への説明会などが開かれるとのことです。
大戸踏切の立体交差は、長い間要望されていた事業で、沿道地権者の皆様の協力を得て、この度の工事着手ができることになりました。立体化に伴う道路拡幅工事の関係で、都道沿いの店舗などが移転・閉店することになりましたが、前述のスーパーも沿道にありました。大戸立体交差事業の完成時期はまだ見通せませんが、地域交通の利便性の向上に大きく寄与することが期待されます。
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