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広報まちだジャック計画 コラム編第2弾『まちだ若者大作戦 審査会リポート』

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東京都町田市

○広報まちだジャック計画とは
「まちだ若者大作戦」の作戦の一つとして、広報まちだの特集記事を執筆することを目的に20代前半の若者が集まり、昨年5月1日号で特集号を作成、11月15日号でコラムを寄稿しました。今回はコラムの第2弾です。当コラムでは、まちだ若者大作戦に申請された作戦の実施を決める「審査会」を取材し、審査員と作戦の申請者にお話を伺いました。

○まちだ若者大作戦とは
「子どもにやさしいまちはだれにとってもやさしいまち」の実現に向け、町田市在住・在学の中学生~満23歳の若者が、自らの力で「やりたいこと」を実現できるよう市が後押しする事業です。
若者がやりたいことを作戦として申請すると、「若者審査員」が作戦の審査を行い、必要に応じて「実行サポーター」が作戦のサポートを行うなど、若者の作戦に若者が携わりながら皆さんの「やりたいこと」を応援します。

○審査会の様子
審査会は、まちだ若者大作戦に申請された作戦を審査する場です。審査員も同様に高校生世代〜満23歳の若者が務めます。審査では、まちだ若者大作戦のコンセプトに合っているか確認したり、必要に応じて作戦へアドバイスしたりし、最終的に作戦を実施するかどうかを採択します。審査をする際はあらかじめ企画書を確認し、事前の質疑を文面で行ったあとに、対面での審査会を行っています。
取材に訪れた日の審査会は、「緊張されていますか?」という審査員の言葉から始まり、お互いの自己紹介をして和やかな雰囲気で進みました。
この日審査したのは、「インクルーシブ・スポーツ企画〜ボッチャ〜」。外国につながりがある子どもたちと地域をつなぐためにパラリンピック競技の一つでもあるボッチャというスポーツを中心に大会を開催する企画です。作戦の申請者が企画内容を説明した後、審査員からいくつかの質問が投げかけられました。会場やスタッフの数などイベントを実行する観点からの質問もあれば、「紙やペンは子どもセンターにあるものを使うことができる」など、審査員の経験に基づいたアドバイスもありました。その後、審査員が市の職員に補助金の交付に当たって問題のない企画になっているかを確認しながら審議を行い、最後には審査の結果が発表されました。
この日の審査結果は合格。「合格」のプラカードが上がった時には、その場の全員が拍手をして笑みがこぼれました。審査員からは団体同士が協力する作戦の魅力や誰でも参加できるスポーツを行う良さについて感想が述べられ、申請者は「頑張ります」と意気込みを語っていました。

■審査会メンバーへインタビュー
○つながっていく思い
審査員の本瀬七海さん(20)と田川遥陽さん(17)にお話を伺いました。2人はそれぞれ子どもセンターでイベントの企画を行った経験があり、そのつながりで審査会に参加しました。審査員には、そういったつながりのある人や、学校で学級委員を務めた人、友達を誘って一緒に応募した人等が公募で集まっており、比較的高校生が多いのだとか。
審査の方法や審査基準は市の職員に相談しながら、自分たちで審査基準を決めており、必要に応じて審査基準や審査方法を見直してきたといいます。審査員として、本瀬さんは「皆が楽しめそうか」を、田川さんは「子どもたちにも将来イベントを企画したいと思ってもらえるかどうか」を大切にしているそうです。
2人は「これからもイベントを企画する人が、絶えず続いていってほしいし、つなげていきたい」と語り、“やりたいこと”のある若者たちに向けて「若者の意見でも大人に言えば何か変わるかもしれない」「今しかないからやりたいことをやろう」と話してくれました。

■作戦の申請者にインタビュー
○若者も子どももつながるきっかけに
作戦を申請した「unicef Campus」の宮内正枝さん(18)、桜美林大学「教探地域交流サークル-PFC祭実行委員-」の宮本慎也さん(20)と今泉友里さん(20)にもお話を伺いました。
外国にルーツやつながりのある子どもたちについて大学で学んだことをきっかけに、言語や文化を超えた、その地域に住む子どもたちの居場所づくりになるようなイベントの開催を目指しています。
このまちだ若者大作戦をどう思うか尋ねると、「イベントを企画したり協力してつくったり、若者の活躍する場があること」「大作戦を通して地域の方や審査員の方とつながること」に魅力があると教えてくれました。
ボッチャ大会を開催するに当たり、伝えたいことや意気込みについて、今泉さんは「どんな子でも来られる、皆と仲良くなる第一歩を踏み出すきっかけになるイベントにしたい」、宮本さんは「この活動を通して、大学外の色々な活動やそれに携わる人と出会うことができたから、そういったきっかけを見つけてほしい」と話してくれました。「若者や子どもの力はすごいんだぞと伝えたい」と宮内さん。町田から子どもたちの笑顔が広がったらいい、と笑顔で話してくれました。

今回の取材で出たキーワードも、前回のコラムと同じ、「つながり」。これからもつながりが広がる町田を作っていきましょう。
ボッチャ大会は3月28日(金)に子どもセンターただONで開催予定です。
これから実行予定の作戦や、まちだ若者大作戦の詳細は、まちだ子育てサイト(本紙二次元コード)をご覧ください。

問合せ:広報課
【電話】724-2101

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