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【特集】子どもへの心理的虐待~子どもの声を大切に(1)

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東京都目黒区

■11月はオレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン
『新・ちいさいひと 青葉児童相談所物語」
まんが:夾竹桃ジン
シナリオ:水野光博
取材・企画協力:小宮純一、小学館
2巻より。
増え続ける子ども虐待。心に痛みを抱えながらも懸命に生きる子どもたちと、その命を救うため、その笑顔を取り戻すため日々戦う児童福祉司たちの姿を描く。
(C)️夾竹桃ジン・水野光博・小宮純一/小学館

■子どもへの虐待
子どもへの虐待には、下のような定義がされています。これらは単独で行われることもありますが、いくつも重なって行われることもあります。
心理的虐待:暴言などで心に深い傷を負わせる ほか
身体的虐待:体をたたく、戸外に閉め出す ほか
性的虐待:服を脱がせて写真を撮る ほか
ネグレクト:学校に行かせない、食事を与えないほか

■子ども家庭支援センターに寄せられる相談の74%が、心理的虐待についての悩みです
心理的虐待は、暴力で体を傷つけるものと違い、暴言などで心に深い傷を負わせるものです。傷付いた子どもは、安心できる場所を失い、誰にも愛されていない、生まれてこなければよかったなどと深い悲しみに陥り、劣等感や無力感に悩んだり、自傷行為や破壊的な行動に走ったりしてしまうこともあります。

4年度目黒区子ども家庭支援センターに寄せられた相談の割合:

■子どものあなたも~わたしのためだと思うけどつらい 大人のあなたも~子どものためだけどもしかして
4年度中(ねんどちゅう)に全国(ぜんこく)232カ所(かしょ)の児童相談所(じどうそうだんじょ)が児童虐待相談(じどうぎゃくたいそうだん)として対応(たいおう)した件数(けんすう)は、過去最多(かこさいた)の219,170件(けん)で年々(ねんねん)増加(ぞうか)の一途(いっと)をたどり、社会的(しゃかいてき)な課題(かだい)となっています。しかし、子(こ)ども本人(ほんにん)からの相談(そうだん)は約(やく)1%。子(こ)どもたちが自分(じぶん)を守(まも)る知識(ちしき)を身(み)につけ、相談先(そうだんさき)を知(し)ることが何(なに)より大切(たいせつ)です。
子(こ)どものあなた、おうちの人(ひと)や大人(おとな)の人(ひと)から、たたかれたり、ひどいことを言(い)われたりして傷(きず)ついたことはありませんか。
大人(おとな)のあなた、もしかしてと思(おも)うことはありませんか。
つらいこと、心配(しんぱい)なこと、不安(ふあん)なことがあったら、一人(ひとり)で考(かんが)え込(こ)まず、信頼(しんらい)できる人(ひと)や、専門機関(せんもんきかん)(記事内(きじない)にあり)に話(はな)してみませんか。

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