目黒区長 青木英二
皆さん、こんにちは。区長の青木英二です。
本稿を執筆するにあたり、1年前の10月1日号の「ずっと もっとめぐろ」を読み返してみました。昨年の本稿では、「人類史上最も暑い年」として世界的に記録ずくめだった夏について言及していましたが、今思い起こしてみても、世界各地から猛暑にまつわるたくさんのニュースが届いていた夏でした。
今年の夏も、やはり暑い夏でした。9月後半になりましても、東京都心で猛暑日を記録するなど残暑も大変厳しいものとなりました。なお、環境省・気象庁が提供している熱中症警戒アラートなどの情報発信は、今月23日まで運用されています。私も、まだまだ気を緩めることなく、暑さと熱中症への警戒を続けていきたいと思います。
さて、今号の特集は、「認知症を自分事として考えよう」です。記事にありますように、認知症について考える際、自分の認知症のことを気に掛ける「自分事」だけでなく、「家族や親しい人」の認知症に関わっていくことで「自分事」となるケースもあります。
認知症と向き合っていく上で、地域包括支援センターに配属されている認知症支援コーディネーターは、真摯にサポートしてくれる心強い存在です。少しでも気になることがあったり、確認したいことがあるかたは、早めにご相談ください。この特集が、今まで認知症のことを「人ごと」と思っていたようなかたにとって、新しい気付きになったり、実際に行動を起こすきっかけになるようでしたらうれしく思います。
最後に、この先もまだ暑い日があるかもしれませんが、季節は着実に進んでいます。「スポーツの秋」、「食欲の秋」、「読書の秋」、「芸術の秋」など、秋は楽しみの多い季節です。区では、秋ならではのイベントや講座などを数多くご用意しています。
今月13日には「第48回目黒区民まつり」が開催されます。「目黒のさんま祭」も待ち遠しいですし、友好都市である気仙沼市の皆さんとの再会も楽しみです。たくさんの模擬店やステージイベントのほか、金沢・角田・気仙沼の各友好都市の名産品が集まるふるさと物産展なども毎年人気です。また、「まだ、さんまバスに乗ったことがない」というかたは、会場への交通手段として、ぜひ一度、ご利用になってみてください。
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