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【特集】犯罪者に狙われないまちづくり

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東京都目黒区

4年の区内における窃盗や強盗などの刑法犯認知件数は、3年に比べて減少(前年比90件減)しましたが、都内の刑法犯認知件数は20年ぶりに増加しました。また、強盗事件が全国的に相次いで発生しているニュースが報道されるなど、予断を許さない状況です。こうした中、区はさまざまな防犯対策を講じて、犯罪者に狙われないまちづくりに取り組んでいます。この機会に、今一度防犯への意識を見直してみませんか。

■怪しいと思ったら迷わず連絡を!
・目黒警察署【電話】3710-0110
・碑文谷警察署【電話】3794-0110

■区の防犯への取り組み
警察署とも連携し、区民の皆さんにご協力をいただきながら、防犯対策を進めています。
※各取り組みは4年度時点

◆カメラの目で死角をつくらない
▽防犯カメラ
831台の防犯カメラを51町会・自治会が設置しています。事件発生時の証拠映像となるのはもちろん、事件発生の大きな抑止力になり得るのが防犯カメラ。区は13年度までに、82ある全ての町会・自治会での設置を目指して支援していきます。

▽補助金があります
町会・自治会や商店会などの地域団体が単独またはいます。連携して、防犯カメラを設置する場合、費用の一部を助成しています。詳細は区HPをご覧ください。

◆不審者情報をいち早く通知
▽メールマガジン
区のメールマガジンを登録したかたに、区内の不審者情報などを発信しています。メールマガジンは区HPから登録できます。

◆地域の目でまちを見守る
▽生活安全パトロール(青パト)
24時間365日実施しています。青色回転灯を装備したパトロールカーで区施設、学童保育クラブ、小・中学校の周辺をはじめ、区内広範囲でパトロールをしています。

▽地域安全パトロール
町会・自治会をはじめとする区内125団体が、子どもの登下校時の見守りをするなどのパトロールをしています。区は登録団体・者を対象に、防犯研修会の開催、犯罪発生状況や防犯対策などの情報提供のほか、傷害保険料を負担するなどの支援をしています。

▽わんわんパトロール
167人が登録しています。愛犬の散歩をしながら、通学路や公園、住宅街などで地域の見守り活動を行うのがわんわんパトロールです。登録者にリード章を配布します。

地域安全パトロール、わんわんパトロールのメンバーを募集中です。
詳細は区HPをご覧ください。

◆子どものための安全な場所
▽こども110番の家
区内1,794軒の家庭や事業所などが登録しています。子どもたちが身の危険を感じたときに、助けを求めることができる場所です。協力家庭などを募集中です。詳細は区HPをご覧ください。

■一人一人ができる防犯対策
区の対策に加えて、一人一人が防犯意識を高めることが重要です。
個人情報の流出を防ぐことを中心に、防犯対策を紹介します。

◆このようにあなたの情報が盗まれているかもしれません!
犯行グループなどは、事前に入手した名簿から固定電話等に電話をかけて、言葉巧みにさまざまな個人情報を聞き出します!
・名前、特徴
・職業
・住所
・電話番号
・家族構成
・日常生活のサイクル
・家の間取り(お金がありそうな場所への最短ルート)

◆電話による個人情報の流出に要注意!
犯行グループは、企業アンケートや世論調査を装ったり、公共機関の職員などと身分を偽ったりして、電話の相手をだまし、安心させます。そして、資産状況や家族構成などについて、会話を進めながら徐々に個人情報を入手します。

▽こんな会話から個人情報が漏れています
「シニア夫婦の調査をしているんですが」
「私は一人暮らしです」
【!】家に人がいないことを知られてしまいます

「老後資金のアンケートです。どんな方法で貯蓄していますか?」
「今はタンス貯金です」
【!】家に現金があることを知られてしまいます

◆SNSの利用にも注意が必要です
日常生活に欠かせないものになっているSNS(会員制交流サイト)。しかし、気軽に投稿した家族の顔や家の外観・内観、自宅ベランダや窓からの風景などの写真には、投稿者を特定する情報が含まれている可能性があります。また、旅行先からの投稿は家を留守にしていることを教えることになり、空き巣を呼び寄せてしまう危険性があります。「家から徒歩○分」「駅から自宅の間にある行きつけのお店」「今○○に旅行中」などの言葉は入れないように気をつけましょう。

◆あわせて考えたい防犯対策
▽見かけない人や車がいたら、それは犯行の下見かも
犯行グループは入手した情報を確かめたり、新たな情報を得たりするため、犯行前に下見をするといわれています。ご近所同士が顔見知りであれば不審者かどうかの見分けがつき、防犯に強いまちにつながります。

▽玄関ドアの鍵を開けない対応を
玄関は日中でも必ず施錠し、来訪者があった場合には安易にドアを開けず、インターホンやドアスコープで相手を確認しましょう。知らない人の訪問には、玄関ドアを施錠したまま対応しましょう。

▽自転車の盗難にも注意
区内で刑法犯認知件数が減少している中で、増えているのが自転車の盗難です。3年の被害状況を場所別に見ると、マンションや戸建てなどの自宅敷地内での盗難が多いという特徴があります。また、4年は被害合計が450件に増加しています。対策は、犯人に簡単に盗めないと思わせること。敷地内だからと油断せず、必ず鍵をかけ、カバーをかぶせるなど、日頃から盗難防止対策を心掛けましょう。

自転車の盗難被害が起こった場所(3年):
・マンションなどの共同住宅(敷地内)…180件
・一戸建て(敷地内)…29件
・路上…115件
・駐輪(車)場…64件
・その他…12件
・合計…400件

問合せ:生活安全課
【電話】5722-9667【FAX】5722-7936

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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