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自治体の皆さまへ

【特集】風水害に備える

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東京都目黒区

■もしもの時、どこに避難する?
近年の風水害においては、ゲリラ豪雨が増えていることが問題になっています。ゲリラ豪雨は、局地的に短時間に降る激しい雨のことで、事前の予測が難しいことから、あっという間に冠水したり、がけ崩れが発生したりします。
ゲリラ豪雨をはじめとする風水害には、一人一人の備えが大切です。いざというときのために、水害ハザードマップを確認し、避難方法を考えておきましょう。

【STEP1】ハザードマップで地域のリスクを知ろう
ハザードマップは、被害想定エリアや避難場所などを表示した地図で、区には水害ハザードマップと土砂災害ハザードマップがあります。今回は、水害ハザードマップから分かる、地域の水害リスクを紹介します。

(1)駒場地区
高台にある地域なので、一見水害には強い印象ですが、ハザードマップを見ると2~3mの浸水を示す濃い水色のエリアもあり、注意が必要です。

(2)目黒川沿い
調節池などの整備により、以前と比べて浸水のリスクはかなり軽減したものの、近年の記録的な短時間豪雨などの際は厳重な備えが必要です。

(3)中央地区
目黒川から遠く、比較的高台にある地域ですが、いくつかの場所で10~50cmの浸水を示す黄色のエリアがあります。

(4)南部地区
碑文谷、洗足、原町、目黒本町の地域はかなりの範囲で50cm~1mの浸水を示すエリアが広がっています。この地域には、以前立会川が流れていました。現在は暗きょとなっているので普段あまり意識することはありませんが、目黒川沿いと同様、水害のリスクに注意すべき地域です。

(5)西部地区
八雲、中根、緑が丘、自由が丘の地域はかなりの範囲で浸水を示すエリアが広がっています。この地域には、以前呑川や九品仏川が流れていました。現在は暗きょとなっているので普段あまり意識することはありませんが、目黒川沿いと同様、水害のリスクに注意すべき地域です。

本紙8・9面もチェック!:拡大した水害ハザードマップを掲載しています。ぜひご活用ください。

◇色で分かる浸水の目安
浸水する可能性のある場所と深さを色で示しています。予想される浸水の深さが50cm未満であっても流れがある場合、歩いての避難はとても困難になる上、水中の障害物や穴などは見えにくいので、とても危険です。

◇土砂災害(特別)警戒エリア
オレンジは土砂災害警戒区域で、土砂災害により住民に危害が生じるおそれがある範囲、赤は土砂災害特別警戒区域で、建物に損壊が生じ、住民に著しい危害が生じるおそれがある範囲を示しています。

◇土のう設置場所
土のうマークが目印です。区内66カ所、合計9,200袋を用意しています。詳細は区HPをご覧ください。

【STEP2】あなたがとるべき行動は?~避難行動フロー

大切なことは浸水する前に安全な場所に避難することです

◇避難情報の発令

高齢者など配慮が必要なかたがいる場合は警戒レベル3※2から行動しましょう。該当しないかたも事前の準備を!
※2:警戒レベル3~5は区が発令

■避難自体が危険なら「垂直避難」
大雨や洪水発生時に、身の安全を確保するため自宅や居住する集合住宅の上層階に避難することを垂直避難といいます。浸水の危険があるときは、近隣の避難場所などへの立ち退き避難が優先されますが、避難自体が危険な場合には無理をせずに垂直避難をすることが有効です。

「ゲリラ豪雨の時は時間がないから、垂直避難が効果的な場合が多いんだって!」

■近くに川がなくても油断は禁物です「内水氾濫」
内水氾濫とは、短時間に局地的な大雨が降るなどした場合、下水道や排水路の処理が追い付かずに、地表に水があふれて冠水する現象です。川の近くに限らず、標高の低い場所やアスファルトで舗装された都市部でも起こる可能性があり、注意が必要です。

「避難時のシミュレーションをして対策を練っておくことが大切」

■こんなことも考えておきたい
◇マイ・タイムラインをつくっておく
マイ・タイムラインとは、災害時の避難行動を一人一人があらかじめ決めておくものです。詳細は区HPをご覧ください。

◇ペットの防災も考えておく
災害が発生すると、人間だけでなく、飼育されているペットも被災します。大切なペットを守るために、十分な備えと対策をしておきましょう。
・ケージやキャリーバッグ、ペットフード、水などの備えをしておく
・飼い主の連絡先など身元が分かるものを装着。詳細は区HPをご覧ください。

■防災情報はこちらから
◇水害ハザードマップ(本紙8・9面に掲載!)
各世帯に配布されているハザードマップです。浸水が予想される区域や程度などを掲載しています。

◇防災行動マニュアル
災害時の行動についてまとめた冊子を、総合庁舎本館1階区政情報コーナー、防災センターで配布するほか、区HPでご覧になれます。

◇防災気象情報メール
Eメールアドレスを登録すると、パソコンやスマートフォンなどに、大雨、洪水などの注意報・警報のほか、目黒川の洪水予報等を配信します。

◇東京アメッシュ
都下水道局が提供する、精度の高い降雨情報システムです。

問合せ:
・防災課【電話】5723-8700【FAX】5723-8725
・道路公園課補修調整係【電話】5722-9775【FAX】3712-5129

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