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めぐろで活躍する人を紹介「ひとめぐり」vol.24

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東京都目黒区

■駅は人と人とが出会う場所、電車はそれをつなぎます
東急目黒線洗足駅駅長
森田康弘(もりたやすひろ)さん

◇プロフィール
目黒駅から奥沢駅までの7駅を管轄する目黒線の駅長として2021年に就任。「関わる全ての人を幸せにする」を駅長としての目標に掲げ、お客さまに愛される目黒線の発展を目指す。趣味は散歩とプラモデル作り。

◇目黒線内で区内にある唯一の駅、洗足駅
目蒲線が2路線に分かれ、2000年に目黒駅から武蔵小杉駅間が目黒線として運行を開始。目黒線という名の路線ですが、実は区内にあるのは洗足駅のみ。そして今年3月、洗足駅は開業から100周年を迎えました。そんな記念すべき年に洗足駅の駅長を務める森田さんに、洗足駅への気持ちを伺うと、「近くに学校もありますが、閑静な住宅街にある主に地域住民が利用される駅です。また、皇后・雅子さまの生家があるまちの駅としても知られ、今年はご成婚30周年にも当たり、駅の開業100周年とも重なって、駅長としてとても感慨深いですね」。

◇安全運行の要は、駅員が元気に笑顔で働くこと
駅長の業務は、ラッシュ時の運行や乗降客の状況など全体をみながらの指示出し、駅員の勉強会や会議等があり、その合間に管轄7駅を巡回、デスクワークと多忙を極めます。中でも、駅長として最も気を配っていることの一つが駅員の健康。「出勤時には駅員から体調の報告を受けますが、7駅巡回業務では私から声を掛け、体調管理も含めて駅員と話をします。言葉を交わすことで、心のケアができると考えています。お客さまが安全安心にご利用いただくためには、駅員が元気でいることが何より大切ですから」。
森田駅長が鉄道員になったきっかけは、子どもの頃の駅員さんとの交流からだそう。そんな思い出を胸に上京後、鉄道会社に就職。駅員、車掌、そして運転士としての30年間などを経て、駅長に。鉄道の仕事をしていてよかったことを聞くと、「お客さまから『ありがとう』『おはようございます』などと声を掛けてもらえること。改札でのお客さまとの関わりは楽しくうれしいものでした。そこから仕事のやりがいを感じ、お客さまのために頑張ろうという気持ちが生まれました。駅長という立場では、駅員がさまざまな知識を得て業務に取り組み、スキルを上げ成長していく姿を見るとうれしく思います」。

◇今もこれからも、鉄道や駅が人や地域をつなぐ
洗足駅の開業だけでなく、昨年9月に東急電鉄も100周年を迎えました。「この時期この場所に、駅長としていられることに感謝しかありません。東急電鉄が駅をつくり電車を走らせ、お客さまに乗っていただき、発展してきました。駅は、さまざまな人と人とが出会い交流する場所。目黒線は、私が管轄する7駅でも品川・目黒・大田・世田谷の5区にあり、近隣の区をつなぐ路線です。さらに東京メトロ南北線・都営三田線・埼玉高速鉄道線・相鉄線との相互直通運転で、神奈川県から埼玉県までもつないでいます。これからも、皆さまにどんどん駅に来て電車をご利用いただき、地域と一緒に発展できればいいですね」と優しい笑顔で語ってくれました。

■ひとめぐりmovie
インタビューのこぼれ話などを、区公式YouTubeチャンネル「めぐろTV」でご覧になれます。
「7月15日から」

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