■正月編
目黒のまちの移り変わりを振り返るシリーズ。6回目は昭和以降のお正月と成人の日の一コマなどを紹介します。
◇昭和のお正月
昭和50年代頃まで、正月三が日は官公庁や企業はもちろん、百貨店や商店なども休みで、家族でおせちを食べたり、親戚が集まったりして過ごすのが当たり前でした。新年を迎える気持ちも格別で、着物やよそ行きの服を着て、しめ縄の正月飾りをつけている車も多く見られました。
昭和11年:お正月によそ行きの服を着て門の前で記念撮影。今はほとんど見なくなった牛乳入れが見える
昭和38年:駒場小学校はねつき大会
昭和42年:緑ヶ丘小学校書き初め会
昭和43年:新年の初出荷のトラックには、「初荷」と書かれた旗やのぼりをつけることが多かった
◇成人の日
昭和23年に1月15日が成人の日と制定され、平成12年から1月の第2週に変更されました。そして令和4年、成人年齢が18歳に引き下げられたことから、目黒区の式典は成人の日のつどいから、二十歳のつどいに名称を変えました。
昭和41年:目黒本町1丁目にあった旧区役所に隣接した公会堂で行われていた当時の成人の日のつどい
昭和50年:昭和50年の成人の日のつどいでは、ふるさとの家族に声を聞かせてあげてくださいという趣旨で、通話料無料の電話が置かれた
◇広報紙の新春号
紙面のデザインだけでなく、広報紙の名前も変わっています。今月の新春対談にご登場いただいた名誉区民の王貞治氏は平成23年以来の対談です。
昭和26年:当時の広報紙「目黒区政ニュース」。1面には干支のウサギと烏森小学校の児童を映した写真を掲載
昭和33年:「区初の鉄筋コンクリート校舎として完成を急ぐ菅刈分校12教室」とある
平成23年:「伸ばしてあげたい子どもたちの可能性」と題し、子どもたちへのエールを語っている
※詳しくは本紙4面掲載の写真をご覧ください。
問合せ:広報課
【電話】5722-9486【FAX】5722-8674
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