12月1日は世界エイズデー。
世界エイズデーとは、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が制定したもので、毎年12月1日に世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。
■2024年世界エイズデーテーマ
「U=U 知ることから、もう一度。12月1日は世界エイズデー」
「U=U」とは、「Undetectable(検査では見つけられないレベルの非常に低いウイルス量)=Untransmittable(他人へ感染しない)」の略称であり、HIVは、治療によりウイルス量を一定基準値未満(非常に低いウイルス量)に抑え続けられていれば、性行為により他の人に感染することはない、という意味です。
世界エイズデーに関連して、11月16日~12月15日は都が実施する東京都エイズ予防月間、11月25日~12月1日は公益財団法人性の健康医学財団が実施する性の健康週間(積極的な性感染症予防の普及啓発を行う週間)です。
区では、世界エイズデー、東京都エイズ予防月間、性の健康週間に合わせて、HIV・エイズと性感染症の検査(梅毒・性器クラミジア感染症)を、12月は通常検査に加えて、臨時検査も実施しています。
■HIV・エイズ検査
エイズは、感染しても発症していない段階で早期発見・治療を行えば、感染していない人と同じような生活を送ることができ、感染力を大きく低下させることが確認されています。
早期に検査を受けることが自分の健康や大切な人を守ることにつながります。
■性感染症(梅毒・性器クラミジア感染症)検査
ここ数年、梅毒の患者報告数が男女共に急増しています。梅毒は治療をすれば完治する病気ですが、病原体の性質上免疫ができないため、何度でも感染します。気付かずに妊娠すると胎児へ感染し、対応が困難になることがあります。
性器クラミジア感染症は梅毒と同様に性感染症の一種です。排尿痛や下腹部痛などの自覚症状が出ない場合があり、感染しても気が付かないことがあります。
区は、梅毒と性器クラミジア感染症検査も実施しています。
感染を疑うようなことがあれば、自覚症状がない場合でも、早めに
医療機関や検査を受診しましょう。
■正しく理解し、検査を
自分自身とあなたの周りの大切な人を守るために、エイズと原因ウイルスであるHIV、性感染症を正しく理解し、早期発見・治療のためにも、この機会に検査を受けましょう。
■エイズ(後天性免疫不全症候群)患者・感染者報告数推移(都)
令和6年10月13日現在の報告数
■梅毒の男女別患者報告数推移(都)
令和6年1月18日現在の統計数
■HIV・エイズ、性感染症(梅毒・性器クラミジア感染症)検査
匿名・無料で受けられ、オンラインで予約を受け付けます。
日時:〔通常検査〕12月16日(月)9:00~11:00
※臨時検査は受け付け終了
場所:総合庁舎本館3階保健予防課
対象:16歳以上の希望者(区民に限らない)
申込み:区Webから、12月1〜13日12:00までに申し込み
※申込期間内に定員に達していてもキャンセルが出れば予約可
■HIV・エイズ予防普及啓発パネル展示
パンフレットや啓発グッズの配布も行います。
日時:12月3日(火)までの8:30〜17:00
場所:総合庁舎本館1階西口ロビー
問合せ:感染症対策課感染症対策係
【電話】5722-9896【FAX】5722-9890
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