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自治体の皆さまへ

【特集】あっちこっちにウレシイが続々 合言葉はボランティア(1)

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東京都目黒区

ボランティアをしている人、受ける人、双方をつないだ人、みんなが感じるウレシイという気持ち。今号は、ボランティアをしている区民のかた、ボランティアを受け入れている施設の職員、ボランティアを支援している職員、それぞれから「ウレシイ」の詰まったボランティアへの気持ちを伺い、助け合いの輪がいかにしてつながり、広がっていくかをご紹介します。

■ボランティアは
◇いろいろな出会いがある
ボランティアは、多くの人と接し、助け合いながら活動します。困っている人の視点に立ったり、話し合ったりすることで、社会のさまざまな課題の解決に取り組みます。

◇自分がやってみたいやできることを
ボランティアの語源は、自分の意思で行動するという意味のラテン語のvoluntas(ボランタス)。強制や義務で行うものではなく、自分のやりたいという意思で行う活動です。

◇無理はしない
最初からたくさんのことをしようとせず、できることから始めましょう。体調などを考慮し、無理をしないことが、活動を続けることにつながります。

■やってウレシイ 活動をしている区民のかたに聞きました
◇楽しいことをして社会のために役に立てるなんて素晴らしいことです
目黒サンクチュアリーズ
鈴木義正さん(ボラ歴10年)

ボランティア活動を始めたのは、10年ほど前に知人から勧められたことがきっかけです。当時もう80代半ばでしたし、一度は断ったんです。でも、何度も誘われるうち、元々理科の教師で植物や環境保全について知識があり、少しは役に立てるかもしれないと思い、参加することにしました。始めてみると、毎週の作業が楽しくてもっと早くからやればよかったと思いました。日々の積み重ねが少しずつ形になっていくのはやっぱりうれしいですね。
楽しいことをして社会のために役に立てるなんて素晴らしいことだと思います。私にとって生きがいです。一人一人の力は小さいかもしれませんが、みんなで集まるとやっぱり大きな力になるんですね。ボランティアはとっつきにくいと思うかもしれませんが、やってみたら何てことない。区民の皆さんも、とにかく何でもいいからやってみてほしいなと思います。

目黒サンクチュアリーズ:東山公園拡張部にあるビオトープを拠点に、池の手入れや腐葉土づくり、巣箱の設置など生物多様性に配慮した環境づくりを行っています。活動日は毎月第1・3土曜日の午前中。活動の様子は同団体のインスタグラムでご覧になれます。

◇お客さんとして参加するというボランティアのカタチもあると思います
子育てサロンサリュ!代表
山神祥子さん(ボラ歴11年)子育てサロンを始めたきっかけは、友人から誘われた子育て支援サイトの立ち上げの際に、ママたちが子どもと一緒に行ける場所がないと困っているのを知ったことからです。親子が安心して楽しめる時間と場所を作りたいという気持ちからでした。活動を始めて11年になりますが、参加してくださるパパ・ママや子どもたちとのふれあいの中で、毎回うれしいことがあるので続いています。
ボランティアって手伝うことだと思っていらっしゃるかもしれませんが、お客さんとして参加するというボランティアのカタチもあると思うんです。まずは参加してみる。それがその団体を支えるという意味で次につながると思います。参加してみて、自分も運営側に回ってみたいなと思ったら次のステップに進めばいいですし。まずは気になった活動に参加してみることから始めてみてほしいですね。

子育てサロンサリュ!:自宅の一室を子育てママの安心できる居場所にしたいという思いから、区内の仲間と活動を開始。2歳までの子どもと保護者が対象。東山住区センターで、毎月第4木曜日に、テーマを決めてリトミックやワークショップを開催しています。開催情報など詳細は、同団体Webでご覧になれます。

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