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【特集】子どもも大人もみんなの子ども食堂(1)

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東京都目黒区

子ども食堂は、無料もしくは低額で食事が提供され、子どもが一人で行けて、みんなでごはんを食べることができる場所です。この取り組みは、食事を十分に取れない子どもたちを支援する目的で始まりましたが、現在は、子どもだけでなく、その家族や地域住民など、さまざまな世代の人々が共に食事を楽しみながら交流できる「地域の居場所」にもなっています。今号では、区内にある子ども食堂と、運営に携わる人たちをご紹介します。皆さんも、笑顔あふれる子ども食堂に行ってみませんか。

【1】まると食堂
令和5年6月にスタートした子ども食堂。当時の菅刈小学校PTAメンバーが運営を始めました。親子でボランティアに参加するかたも多いほか、地域企業から食材の寄付を受けるなど、地域が主体となって居場所づくりを行っています。

場所:菅刈住区センター(青葉台2-10-18)
日時:原則毎月第1日曜日11:30から

◆異世代交流のきっかけの場にできたらと考えています
代表・髙橋さん、石井さん

菅刈地域は、高齢者や1人暮らしのかた、若い世代のかた、家族で遠方から引っ越されてきたかたなど、さまざまなかたが暮らしています。そういった方々が新しいコミュニティ作りのために、地域の人との関わりのきっかけの場にできたらいいなと思っています。
災害など、もしものことが起きた時のために、みんなで助け合える環境をつくることも目標です。ここで出会う人とまち中であいさつしたり、違う小学校の子と仲良くなったりと、つながりが広がっているのを実感しています。これからも、もっと広がっていけばいいなと思います。

◆参加者に聞きました!
▽小学校低学年の子どもの声
学校ではあまり遊ばないお兄さんやお姉さんたちと話したりすることがとても楽しいです。ごはんもおいしいけど、食後にみんなで遊ぶのがとても好きです。次もまた行きたいです!

▽2人の子どもがいるお父さんの声
最初は入りづらい場所かなと思っていたんですが、来てみたら、娘と同じ学校の高学年のお兄さんやお姉さんたちが楽しそうに遊んでいる姿がすごく印象的でした。娘も自然と輪に入って一緒に遊んで、とてもすてきな居場所だと思っています

◆まると食堂の1日に密着!~子ども食堂にごはんが並ぶまで
この日は、菅刈公園の畑から、朝採れたラディッシュと長ネギを、老人ホーム青葉台さくら苑からアルファ化米を寄付していただきました

9:00 集合…調理手順が細かく書かれた、作業工程を確認
9:30 煮沸処理…全ての調理器具、皿(60食分)を煮沸処理
10:00 調理開始…約20人のボランティアが、各担当に分かれ調理開始
11:30 料理の完成…調理後、盛り付け
メニュー:
・アルファ化米を使ったチャーハン
・ホイコーロー
・春巻き
・中華風コーンスープ
12:00 子どもたちが集まってきました
受け付けを済ませたら、手を洗います
12:30「いただきます!」…できたてのごはんを前に、みんなで「いただきます」。廊下まで元気な声が響きます
13:00 自由時間…食事後、皿洗いは自分たちで。自由時間は、ここでできた友達と楽しい時間を過ごします
13:30 お見送り…スタッフに見送られ、子どもたちは元気いっぱいで子ども食堂を後にします

問合せ:【電話】070-8373-0336

【2】こどもば食堂@上目黒
平成28年から始めて9年目になる子ども食堂。小さい頃から来ていた子どもが、大きくなってボランティアとして参加することも増え、学生と子どもたちが楽しく交流できる居場所です。NPO法人こどもばが主催し、こどもば食堂@中央町、かみめみんなの食堂も実施しています。

場所:上目黒住区センター(祐天寺2-6-6)
日時:原則毎月第4木曜日17:30から

◇一番は、また来たいと思える場所にしたいです
代表・横山さん

ごはんを残しちゃいけませんとか、これしちゃダメっていう規制がない、自由で楽しい場所にしたいですね。
これからもできる範囲で、とにかく続けていくことを目標にしています。

問合せ:横山
【電話】090-4169-2359

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