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【特集】特殊詐欺被害防止対策(1)

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東京都目黒区

■詐欺電話はスマホにもかかってくる
《スマホにかかってくる詐欺電話が増えています!》
これまで固定電話への詐欺電話(アポ電)対策を重点的に進めてきましたが、このところスマートフォン(スマホ)へのアポ電が増加しています。そのため、特殊詐欺の被害が、高齢者から若者まで幅広い世代に広がっています。
特殊詐欺被害を防ぐには、犯人の手口など犯罪に対する知識を得ることがとても大切です。今号では、最近増えている特殊詐欺の手口をはじめ、具体的な対策や注意するポイントをご紹介します。

◇本当にあった!警察官になりすました手口(被害者:40代)
1.「誰だろ?」
2.「もしもし…」
3.「こちら〇〇県警の△△です
実は、あなたに犯罪の容疑がかかっています」
4.「お話を伺いたいので、こちらにお越しいただけますか
難しければ、ビデオ通話はどうですか」
「遠くて行けないなぁ…ビデオ通話なら…」
5.「〇〇警察署の△△です
あなたに逮捕状が出ています」
「えぇ…どうしよう」
6.「まだ容疑の段階ですが、あなたの口座のお金が犯罪資金であるか調査する必要があります
全額を指定の口座に振り込んでください
お金は戻ってきますから」
「逮捕されたら大変!調べてもらおう」
7.「振り込みできたから、連絡しよう」
「あれ、つながらないなぁ」
8.「おかけになった電話番号は現在使われておりません」
「も…もしかして詐欺?」

◇あなたは気付きましたか?ここがおかしい!
[POINT1]
非通知設定や国際電話(「+」から始まる番号)でかけてくることが多い。
[POINT2]
警察官を名乗り、犯罪の容疑がかかっているなどと言って不安をあおった上で、LINEなどのビデオ通話ができるアプリを悪用し、これらのアプリでやり取りするよう誘導してくる。
[POINT3]
ビデオ通話の画面越しに、警察手帳や逮捕状を見せて、信じさせようとする。
[POINT4]
「犯罪資金であるかの確認」や「保釈金」など、うその名目でお金を振り込ませようとする。

[!]警察がLINEなどのビデオ通話できるアプリに誘導し、警察手帳や逮捕状を提示したり、お金の振り込みを要求したりすることは、絶対にありません!

《警察官を装った電話に注意!》
警察官になりすまし、「あなた名義の銀行口座が犯罪に使われ、あなたは事件の容疑者になっている」などと架空の事件をでっち上げ、逮捕されないための保釈金や銀行口座を調査するなどの名目で、犯人の管理する口座に現金を振り込ませ、だまし取ろうとしてきます。
スマホへの着信がとても多いため、高齢者のみならず若い世代の被害も多くなっています。

○手口はさまざま
最初のアポ電は、総務省や総合通信局、通信事業者などを装ってかけてくることもあります。「あなた名義で契約されている携帯電話が犯罪に利用されている」「携帯電話の未納料金がある」などと話し、偽の警察官に転送されることもあります。

○偽の警察官が言ってくること
・詐欺事件の犯人を捕まえたら、犯人が使っていた口座や携帯電話にあなた名義のものがあった
・あなた名義の携帯電話が犯罪に利用されている
・あなた名義の口座がマネーロンダリング(犯罪収益を出どころなどが分からないようにする行為)に使われている
ほか

問合せ:生活安全課
(【電話】5722-9667、【FAX】5722-7936)

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