■地元の人に愛されるまちの魅力を伝えたい
南北に長くのびる目黒区には、緑と住宅街、商業施設がバランスよく点在しています。開発が進む地域もあれば、昔ながらの雰囲気の街並みが残る地域もあります。
今号では、地域ニュースサイト「号外NET」のライター・Chikuwaさんと、広報課職員でめぐろプラス編集者のヤシノソさんが区内を巡りました。まちに出て取材をする2人が区の魅力を語ります。
〔ウェブライター〕
Chikuwaさん
コピーライターからウェブライターへ転身。現在は、地域ニュースサイト「号外NET」で目黒区を担当。これまでに約1,400件の記事を執筆し、区の魅力を発信している。ペンネームの由来は、好物のちくわから。
〔めぐろプラス編集〕
ヤシノソさん
目黒区広報課職員。現在は、区の情報発信メディア「めぐろプラス」を担当。取材・撮影、記事の執筆やウェブサイトのコンテンツ作成までを一貫して行う。ペンネームは、学生時代にカタカナで書いた名前を友人が読み間違ったことに由来。
▽おしゃれで洗練された中にある人情味。
人と人とのつながりを失わないまち
―今回、まち歩きという形で取材を兼ねて区内を巡りましたが、2人から見る目黒区はどのような印象でしょうか
Chikuwa:初めは、芸能人が多く住んでいて、おしゃれなまちという印象でした。でも、取材を重ねるうちに、おしゃれだけではなくて人情味あふれる商店街が結構残っているのにびっくりして。ギャップのあるまちっていいですよね。まちの中で主体になってイベントを開催したり、いろいろな仕掛けをしたりしている人たちがたくさんいらっしゃることも知りました。ふと気が付いたら人と人とのつながりが生まれ、深まり、広がっていく。そんな自然発生的なコミュニティーのようなものが多いまちだと思います。
ヤシノソ:中目黒や自由が丘といった目黒区のおしゃれさを象徴する場所もありますが、区全域を見ると、落ち着いていて洗練された雰囲気の住宅街が多いですよね。区内の店舗を見てもこだわりを感じられるお店があって、私たち区の職員から見ても、皆さんが抱いている目黒区のイメージそのままだったりします。それは、区内で生活する人たち一人一人の、地元に対する誇りの表れなのかなと。そんなふうに最近は思うようになりました。
▽読者が求める情報を伝えられるように
―Chikuwaさんは、コピーライターからウェブライターに転身されていますが、どのような経緯でウェブライターを始めたのですか
Chikuwa:元々は広告制作会社で、紙媒体のコピーライターをしていましたが、子育てとの両立が難しくなり、フリーランスで活動していました。子どもがある程度大きくなったので、号外NETのウェブライターに応募しました。実は、区内に住んでいるわけではないのですが、配属されたのが目黒区だったんです。ウェブライターとして初めて書いたのは、自由が丘発祥の亀屋万年堂についての記事です。本店でしか買えないプレミアムナボナを買ってきて、レビューするという記事でした。
―紙媒体とウェブでは違う部分も多いと思うのですが、苦労したことはありますか
Chikuwa:紙とウェブって、読み手とのコミュニケーションの仕方が違うんです。ウェブはキーワードが重要で、皆さんはインターネットで検索する時、単語を入力して検索することが多いと思うんですね。なので、どんなキーワードを入れて、どんな情報を得たいかということを推理して、それに合わせた答えを用意しないといけません。せっかく見に来てくれたのに、欲しい情報がなかったらがっかりしますから。あくまでも検索されて見せるものっていう組み立てをしなきゃならないんですけれど、それを習得するまでにかなり時間がかかりました。
ヤシノソ:わぁ。とても勉強になります。今のメモしておきます。
問い合わせ:広報課
(【電話】5722-9486、【FAX】5722-8674)
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