▽めぐろ区報こぼれ話から広がる広報課職員が伝えたいまちの魅力
―めぐろプラスはヤシノソさん含め、広報課職員の皆さんで執筆されているそうですが、始めたきっかけは何だったのでしょうか
ヤシノソ:令和5年の区公式ウェブサイトリニューアルがきっかけです。区報の紙面には限りがあるので、載せられなかったこぼれ話を紹介できたらいいねって。そこから徐々に取材の幅が広がり、広報課職員が実際にネタを探して撮影や取材に行って、それぞれが記事を作る今のスタイルになりました。
―ヤシノソさんが初めて書いた記事は、どんなものだったのですか
ヤシノソ:目黒の歴史を学びながら、まち歩きをするといった記事でした。デビュー作だったので、記事の構成や写真の構図を何も準備せずに取材を始めてしまったために、統一感もなく、サムネイル1つ決めるのも難しくて。取材へ行く前に、記事の構成や写真のポーズは考えて行かないと、素材としてダメなものが集まってしまうなっていうのを痛感しました。どうしても大橋にある玉電大橋車庫跡が見つからなくて、ひたすら探し歩いたのもいい思い出です。
▽紹介するまちや人に愛をもって取材する
―取材を重ねてきたからこそ、取材時に意識していることはありますか
Chikuwa:これは、昔の広告制作の時の性分なんですけど、良いところをたくさん探して、「紹介する人やモノをいかに愛せるか」を一番に心掛けています。やっぱり、愛がないと冷たい記事になってしまう気がして。本当は報道のスタイルとしては客観性が大切なんですけれど、やっぱり愛をもって取材することは失いたくないですね。愛すべきところを見つけてから、どう客観的に伝えるかを意識しながら仕上げていくやり方に、最近はようやく慣れてきました。
ヤシノソ:取材に行って、初めましてになることがほとんどなので、どうしても緊張する場面があるのですが、相手との会話を楽しみ興味を持つということを心掛けています。Chikuwaさんとも話しましたが、記事の中で核となるキラーフレーズが1つ欲しいというのが本音で、キーワードになりそうなものは耳を澄ませて聞くようにしています。
▽一日の終わりに話したくなるような地元の人が愛すべきまちを取り上げたい
―既に多くの記事を書かれていると思いますが、これから取材したいと考えている場所などを教えてください
Chikuwa:そうですね。さんまバスを使った、まちブラ散歩リポートです。三田エリアはあまり行けていないので、じっくり回ってみたいと思っています。
やっぱり大きなイベントなど華やかな部分が記事になりやすいですが、まちで起きているいろいろなイベントなど、地元の人たちからすると「愛すべき場所」があると思うので、そういった場所を細かく丁寧に拾っていきたいですね。
ヤシノソ:ライターとして新人の私たちは、どうしても目立つイベントに目が向きがちです。でも、めぐろプラスは区の職員が執筆する強みとして、区政で何をしているかなどもキャッチしたいなと。行政の大切な話って少しとっつきにくいところがあるんですが、それをかみ砕いてお届けする記事を増やしたいですね。同時にご家庭などで、その日の晩ご飯の時に、つい話したくなるような話題の提供をできたらなと思っています。
今回の特集をきっかけに、まずは存在を知っていただき「めぐろプラスに新しい記事アップされているかな」というような感覚でふらっと、のぞきに来ていただけたらうれしいです。(めぐろプラスの詳細は本紙PDF版4面へ)
問い合わせ:広報課
(【電話】5722-9486、【FAX】5722-8674)
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