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自治体の皆さまへ

語ろう人権 家庭で地域で『心の輪』

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東京都目黒区

■絶対に諦めない!
北朝鮮による日本人拉致問題

○拉致被害者の救出を急げ
もしある日突然、あなたの大切な家族や友人が連れ去られ、自由を奪われ、帰宅できなくなったら、どう思われるでしょうか。そのような理不尽な行為は、決して許されるべきではなく、重大な人権侵害であり、犯罪です。
これは現実に、1970~80年代にかけて、北朝鮮が日本人を次々と拉致した事件です。平成14年、北朝鮮は初めて拉致を認め、5人の被害者が帰国しましたが、それから23年がたった今も、多くの被害者の消息は不明のままです。
北朝鮮側の説明には多くの矛盾が存在し、再会を切望する家族の高齢化が進む中、残念ながら亡くなるかたも増えてきています。残された時間は少なく、期限が迫る中で、私たちは何をすべきなのでしょうか。

○国際社会から、さらに圧力を
まず、国際社会からの圧力をさらに強化する必要があります。拉致問題の解決なくして、北朝鮮との関係の正常化は望めません。この問題は、日本だけでなく、韓国やタイなど周辺国でも被害があり、国家間の対立を超えた重大な人権問題です。国連総会では、北朝鮮の人権侵害を非難する決議が、毎年全会一致で採択されています。国内外で一層の声を上げていくことが求められます。

○被害者全員の帰国の日まで
私たち一人一人にできることは、北朝鮮による日本人拉致問題に対する理解を深め、関心を持ち続けることです。被害者や家族の苦しみに寄り添い、問題を風化させないように努めましょう。
区では、12月の人権啓発パネル展示の中で、北朝鮮人権侵害問題啓発週間の特集を組み、啓発資料の配布、デジタルサイネージでの動画放映などの啓発活動を進めています。
解決の道は、遠く険しいものですが、私たちは希望を失わず、被害者全員が無事に帰国し、家族の元に戻るその日まで絶えず声を上げ、この問題に真剣に向き合い続けなければなりません。政府の努力と国際社会の連携、そして私たち一人一人の意識と行動が、早期解決への大きな力となります。

問合せ先:人権政策課
(【電話】5722-9214、【FAX】5722-9469)

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