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自治体の皆さまへ

手に入れよう 長生きチケット 歯みがきで

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東京都荒川区

歯と口は、どの年代でも重要な働きをします。健康を維持するために、各年代での予防のポイントを確認し、できることから取り組みましょう。

〔1〕妊娠期
◆妊娠中も歯科健診を受けましょう
妊娠中は、むし歯や歯周病にかかりやすく、進行しやすい時期です。必要な治療や健診を受けましょう。

▽妊婦歯科健康診査
母子手帳交付時に受診券を配付しています。区内協力医療機関で受診しましょう。

〔2〕乳幼児期
◆子どもの前で、保護者が楽しそうに歯をみがきましょう
歯みがきを習慣化するため、子どもの前で歯をみがきましょう。
子どもの歯が生えてきたら、1日1回、濡らして絞ったガーゼで歯を拭き、歯が8本以上生えたら、仕上げ用歯ブラシにフッ化物配合ジェルをつけてみがきましょう。

▽歯科相談室
0~2歳のお子さんを対象に、歯科医師による歯科健診・相談や、歯科衛生士による歯みがき指導・フッ化物塗布を行っています。

▽1歳6か月児歯科健康診査・3歳児歯科健康診査
乳幼児健診と同時に受診できます。お子さんの歯の悩みも相談できます。

〔3〕学童期
◆奥歯の永久歯を大切にしましょう
奥歯の永久歯は、かみ合わせの中心になる歯です。80歳になっても自分の歯を20本以上保つ「8020(ハチマルニイマル)運動」の達成のため、生涯大切にしましょう。

◆10歳までは仕上げみがきをしましょう
永久歯への生えかわりの時期は、歯みがきが難しくなります。お子さんが歯をみがいた後、保護者が仕上げみがきを行いましょう。

◆歯肉炎に注意しましょう
部活動や習いごと等で飲食の回数が増えると、むし歯や歯肉炎のリスクが高くなります。学校での健診結果を確認するとともに、定期的にかかりつけ歯科医を受診しましょう。

▽区立小・中学校で歯科健診等を行っています
各校で年に2回の歯科健診や、学年に応じた講話を行っています。

〔4〕成人期
◆よくかめる歯で、よくかんで食べましょう
30代で治療の必要がある歯周病の方の割合が、年々増加しています。

▽成人歯科健康診査
40・45・50・55・60・65・70歳の方には、誕生月の前々月に送付する「がん検診のお知らせ」に受診券を同封しています。

▽障害者歯科相談室
歯科医師による健診と、歯科衛生士による日常的な口腔ケア指導を行っています。

〔5〕高齢期
◆口腔機能の維持・向上を目指しましょう
いつまでも食事や会話を楽しむことができるように、歯と口の健康を保ちましょう。

▽後期高齢者歯科健康診査
75歳の方を対象に、歯や歯肉等の検査、かむ・飲み込む機能の検査、歯みがき指導等を行っています。受診券は、後期高齢者医療被保険者証に同封しています。

問合せ:国保年金課後期高齢者医療係
【電話】3802-4148

▽お口と食事の元気塾
口腔・栄養をテーマに、歯科衛生士と管理栄養士が、誤嚥性肺炎の予防や調理の工夫等を伝えます。

▽口腔保健講演会
「オーラルフレイル」につながる口周りの筋力低下や歯周病を予防するため、講演会等を開催しています。

▽出張健康教室(口腔・栄養等)
10人程度の参加者が集まる町会・自治会・高年者クラブ等で、口腔・栄養等に関する出張教室を行います。

問合せ:高齢者福祉課介護予防事業係
【電話】3802-4034

■歯科医師からのワンポイント~災害時の非常持ち出し品に口腔(くう)ケアグッズを
荒川区歯科医師会
副会長・深井克彦氏

避難所生活では、口内環境が悪くなり、むし歯が増えたり、歯肉が腫れたりすることがあります。また、高齢者は誤嚥(えん)性肺炎のリスクが高くなります。
非常持ち出し袋に、歯ブラシ、デンタルフロス、洗口剤・入れ歯洗浄剤等、使い慣れた口腔ケアグッズを入れておきましょう。

■歯科医師からのワンポイント~歯みがき剤でむし歯予防
荒川区学校歯科医会
会長・宮坂芳弘氏


市販の歯みがき剤のうち、むし歯予防に効果のあるフッ化物が配合されているものは9割以上あります。年齢ごとの濃度・使用量(上記)を参考に使用しましょう。なお、歯みがきは、就寝前を含めて1日2回以上行い、うがいをする場合はフッ化物を口の中に残すため、少量の水で1回にしましょう。

問合せ:指定があるもの以外は、健康推進課歯科担当
【電話】内線423

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