ちょっと考えてみませんか? その「ふるさと納税」

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■区の多額の税金が流出しています
ふるさと納税制度は、自身の故郷等の自治体に寄付を行うことで、税の控除や返礼品の受領ができる制度です。一方で、制度を利用して寄付が行われると、現在住んでいる自治体に納めるはずだった税が寄付先の自治体に流出する仕組みになっており、寄付が多くなるほど、住んでいる自治体の財政に影響を及ぼします。
区でも、区税の納付額が減少し、区の財政に大きな影響が生じています。改めて、ふるさと納税制度について考えてみませんか。

■ふるさと納税制度の仕組み
故郷等の自治体に寄付を行うと、寄付額から2000円を除いた金額が所得税・住民税から控除されます。また、寄付額によっては、寄付先の自治体から返礼品を受領できます。
※詳細は本紙をご覧ください

■ふるさと納税制度による荒川区の税の減収額
区では、ふるさと納税による税の減収額が年々増加しており、令和5年度には約12億円に上ります。
ふるさと納税制度で他自治体に流出している区税は、区民サービス等、本来、区民の皆さんのために使われるはずだった貴重な財源です。ふるさと納税制度による減収額が増加し続けると、区民サービスの低下につながりかねません。

これまでの減収額：

■区の見解と新たな取り組み
区では、ふるさと納税制度の抜本的な見直しを、特別区長会を通じて国に強く訴えてきました。
一方で、区税の減収による影響が看過できない状況になっているため、返礼品の提供を伴う寄付の受け入れを行っています。
この取り組みを通じて、流出している区税の補填を行うほか、全国に向けた区の周知や返礼品による区内産業の活性化を図ります。詳細は、荒川区ホームページをご覧ください。

◇返礼品の提供にご協力を
寄付の受け入れに伴い、返礼品を提供する事業者を募集します。販路拡大が期待できるほか、製品・サービス等を周知することができます。
対象：区内の事業者
※申込方法等の詳細は、荒川区ホームページをご覧ください

申請先・問合せ：荒川区ふるさと納税サポート室
【電話】050-5443-0293

問合せ：総務企画課企画係
【電話】内線2112