荒川区長
西川 太一郎(にしかわ たいいちろう)
区では120の町会・自治会が活動しており、日常的に行っている資源回収や通学時の見守り、夜間パトロール、災害時の避難所開設・運営等、安全・安心な街づくりの中核を担っています。
町会・自治会への加入率は6割を超える一方で、令和5年に実施した調査の結果によると、約7割の町会・自治会が、役員の高齢化や後継者不足を課題に挙げています。恒例の行事を縮小せざるを得ない場合もあり、持続可能な町会・自治会運営には将来世代の育成が重要な課題となっています。
この課題に対し、区では、総務省が所管する地域コミュニティに関する研究会の構成員を務めた専門家によるグループワークを始め、実務を担う若手町会役員を集めた勉強会の実施や、青少年育成地区委員会と町会青少年部長との意見交換会、次世代メンバー主体事業への助成制度の創設等、次世代へのバトンタッチの芽を育む取り組みを行って参りました。
今後も、町会連合会と密な連携を図りながら、次世代育成に向けた事業の実施に加え、新たな担い手の発掘等、町会・自治会の可能性を引き出していく実効性ある取り組みを推進して参ります。
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