■令和5年度消費生活センターの相談概要
令和5年度の消費生活センターへの相談件数は1656件で、前年度より106件減少しました。
全体の相談件数は減少していますが、20~30代の方の相談はほぼ横ばいでした。また、60歳以上の方の相談は573件、うち70歳以上の方は380件で、年代別では最多でした。
SNSに関する相談が増えています。消費者トラブルに遭わないよう注意しましょう。
◆増加率が高い相談
▽パソコン利用中の偽警告(前年度比214%)
「パソコンに警告画面が表示され、指定された窓口に連絡したら、サポート代と称して金銭をだまし取られた」「繰り返し請求され、高額料金を払ってしまった」という事例が発生しています。被害は70歳以上の方に集中しています。
▽SNSで勧誘された副業関連の相談(前年度比141%)
「SNS広告を見てアクセスしたWeb(ウェブ)会議で勧誘され、高額な契約をしてしまった」という事例が増えています。被害は20~30代の方に集中しています。
▽ネット通販における商品未着等のトラブル(前年比128%)
「金融機関の口座に代金を振り込んだが、商品が送られてこない」「返金すると称して電子決済サービスで送金させられた」等の相談が多数ありました。
◆目立った相談
▽化粧品・健康食品の定期購入
「ネットの広告を見て、お試しのつもりで注文したら、翌月も届いた」「テレビショッピングを見て注文したら定期購入になっていた」等の相談が多数ありました。
▽訪問販売による屋根・外壁工事等
「『近くで工事をしていたら、屋根が壊れているのが見えた。危険なので修理が必要』と訪問を受け、高額な契約をしたが、不要な工事だった」「突然の訪問を受け、給湯器の点検・交換を勧められた」という事例が発生しています。
令和5年度に相談の多かった内容
◆消費生活センターをご利用ください
受付日:(月)~(金)
※(祝)等を除く
時間:午前8時30分~午後4時30分
受付専用電話:【電話】5604-7055
場所・問合せ:消費生活センター(区役所6階)
【電話】内線477
<この記事についてアンケートにご協力ください。>