正しい知識で対処 アタマジラミ

5／31

アタマジラミは頭髪に寄生するシラミで、頭皮を刺して吸血し、かゆみをもたらしますが、ほかの病気をうつすことはありません。主に頭同士の接触やブラシ・タオル等の共用でうつります。

■生態
成虫は体長2～4mm、黒灰色で頭髪の中を素早く動き回ります。卵は長さ約0.5mmで、髪の毛に産み付けられると約1週間で幼虫に、約3週間で成虫になります。成虫の寿命は約1か月で、幼虫・成虫ともに吸血しますが、吸血できないと2～3日で死にます。

■確認方法
耳の後ろや後頭部付近に多く見つかる傾向があります。卵はフケの一種であるヘアーキャストや皮脂と似ています。見分けられない場合は、髪を切り取り、生活衛生課へ持参してください。

■駆除方法
洗髪時に「すきぐし」を使って卵や幼虫を取り除きます。コンディショナー(リンス)をつけてすくと効果的です。
なお、区では、すきぐしの貸し出しを行っています。希望する方は、生活衛生課へ来所してください。

■日常生活での注意点
同居している家族等にうつることがあります。枕カバー・シーツ・衣類・タオルは分け、毎日洗濯し、部屋は念入りに掃除をしてください。
洗濯前に熱湯に浸ける、洗濯後に乾燥機にかける等も有効です。

相談・問合せ：生活衛生課環境衛生係(区役所北庁舎1階)
【電話】内線426