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新春特別インタビュー(1)

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東京都荒川区

昨年11月に荒川区長に就任した滝口区長に、新春特別インタビューを行いました。
荒川区に対する思いや今後の抱負等を紹介します。

荒川区長 滝口 学
1970年生まれ。日本大学法学部卒業。民間企業での勤務を経て、荒川区議会議員を1期、東京都議会議員を3期務める。令和6年11月14日、荒川区長に就任。趣味はジョギング

滝口 学(たきぐちがく)/荒川区長

中山 裕子(なかやまゆうこ)アナウンサー/「こんにちは荒川区」・キャスター

◆世代・地域・人の力がつながる荒川区へ
司会:区長として初めての新年を迎えられました。今の気持ちを聞かせてください。
区長:区長選挙に挑戦する決意を固めたときは、このようにインタビューを受ける姿は想像していませんでした。多くの方々にご信任をいただき、身の引き締まる思いで、これまで仕事をさせていただきました。新年を迎えるにあたり、気持ちを新たに区民の皆様のご期待に応えられるよう頑張っていきます。

▽3つのビジョン
司会:区長は区政運営にあたって、「世代をつなぐ」「地域をつなぐ」「人の力をつなぐ」の3つのビジョンを掲げています。それぞれの思いを教えてください。
区長:「世代をつなぐ」は、お子さんから高齢者の方までが、支え合い学び合える環境・地域づくりをしていきたいという思いです。「地域をつなぐ」は、長年荒川区に住んでいる方と、荒川区に移り住んできた方々とがイベント等を通じてつながり合えるよう、行政としてサポートしたいという思いです。最後に「人の力をつなぐ」です。まちづくりは、行政だけで進めることはできません。区民・事業者・関係団体の皆様等、荒川区に関わる方々の力を結集し、荒川区を作っていくとともに、東京都や近隣自治体とのつながりも強化していきます。
区政を推進する重要な要素として、この「3つのつなぐ」というビジョンを掲げています。

▽政策に懸ける思い
司会:今後、力を入れて取り組みたい重点施策を教えてください。
区長:まずは災害対策です。荒川区は木造住宅密集地域が6割を占めているため、木造住宅密集地域に対する耐震化や不燃化等の対策を着実に進めていきます。また、集中豪雨等も増えているので、水害に対する備えも、ハードとソフトの両面から進めていく必要があります。その中で、地域防災リーダーの育成、マンション防災等の災害対策を進めていきたいと思います。
次に子育て支援策ですが、引き続き子育てしやすい荒川区を作っていく必要があると思います。妊娠・出産から子育てまでの切れ目のない支援策を充実させるとともに、保育園の待機児童が解消に向かっている中で、量から質に転換をする政策も必要だと思います。
また、荒川区は高齢者も多いので、シニアの方々が元気に年を重ねられるよう、フレイル対策、介護予防等を進めていきたいと思います。併せて、高齢者がデジタル化に取り残されないような対策も非常に重要だと思います。
最後に地域振興・観光政策です。荒川区の魅力を区内外にたくさん発信することで、多くの方々に荒川区にお越しいただき、食事や買い物を楽しんでもらう、そのように地域が活性化していく取り組みをしていきたいと思っています。
司会:西川前区長が取り組んできた政策等で引き継いでいきたいところ、そして変えていきたいところを教えてください。
区長:まずは、西川区長が5期20年、荒川区をけん引されたことに、心から敬意を表します。隅田川や地下水を活用した永久水利の整備、児童相談所の機能も兼ね備えた「子ども家庭総合センター」等、引き続きしっかり取り組んでいきたいと思います。加えて、ここ数年荒川区の発信力が弱かった印象があります。区民の方からも声を聞き、荒川区のさまざまな政策・イベント等に関する発信力をどんどん高めていく、そんな取り組みを進めていきます。

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