令和4年中に区内で発生した交通事故のうち、自転車が関係する事故の割合は6割と高い傾向にあります。自転車の交通ルールやマナーを守って安全運転を心掛けましょう。
■車道が原則、歩道は例外
自転車は車道の左側(左端)を走ることが原則です。一方通行や路側帯がある道路でも左側を通行しましょう。
◇自転車ナビマーク
車道の通行すべき部分および方向を示すマークです。自転車優先の意味ではありません。
自転車は、矢印の方向に進行してください(逆走はできません)。
◇歩道の通行について「歩道は歩行者が優先」
道路標識・標示で指示された場所や交通状況から見てやむを得ない場合、13歳未満の子どもや70歳以上の高齢者、体の不自由な方が運転する場合は、例外として歩道を通行することができます。
◇歩道を通行するときは次の点に注意しましょう
・車道寄りを徐行し、歩行者の妨げになるときは、一時停止しましょう。
・危ないと思ったら、自転車を押して歩きましょう。
■交差点では信号と一時停止を守って、安全確認をしましょう
・交差点では飛び出さず、一時停止をして安全確認をしましょう。
・右折は二段階右折です。道路の左側にできるだけ寄って、交差点の向こう側まで直進し、減速してから曲がりましょう。
・走り出すときや曲がるときは、後方を確認しましょう。
■夜間はライトを点灯させましょう
暗くなりはじめたら、早めにライトを点灯しましょう。また、自分の位置を知らせるために反射材をつけましょう。
■次の運転は全て禁止です 大変危険です!
◇ながら運転
・スマートフォンなどを使いながら
・傘を差しながら
・イヤホンなどで音楽を聴きながら
◇飲酒運転
◇並走運転
■ヘルメットを着用しましょう
令和5年4月1日から自転車乗用時のヘルメット着用が努力義務化されました。
自転車事故死者の約7割が、頭部を負傷しています。ヘルメット未着用者の致死率は、着用者の約2倍です。事故から身を守るため、子どもも大人もヘルメットを着用しましょう。ヘルメットは、安全規格の承認があるものを選びましょう。
■自転車から離れるときは子どもを降ろしましょう
子どもを自転車の補助席に乗せたまま保護者が離れた間に自転車が倒れ、子どもが頭部にけがをするといった事故が発生しています。短時間でも、子どもを乗せたまま自転車を離れることはやめましょう。
■放置自転車はやめましょう
自転車は路上ではなく、駐輪場などの決められた場所に鍵を掛けて止めましょう。
駅周辺の放置自転車整理区域内の路上に自転車を置いてその場を離れると、放置自転車とみなされ、警告札が貼られます。その後1時間以上経過した自転車は条例に基づき撤去されます。返還には3,000円の手数料が掛かります。
■東京都の条例で自転車保険の加入が義務化されています
都内で自転車を利用する際は、自転車損害賠償保険などへの加入が義務化されています。
自転車の事故でも多額の賠償金を課される場合があります。
◇例「歩行者との事故(歩行者は意識不明)」
損害賠償金:約9,500万円
■「ぶたはしゃべる」で自転車点検!
「ぶ」ブレーキは利きますか?
「た」タイヤに空気は入っていますか?すり減っていませんか?
「は」ハンドルはきちんと固定されていますか?
「しゃ」車体(サドル・チェーン・スタンド・ライト・反射材)に不具合はありませんか?
「べる」ベルは鳴りますか?
担当課:交通政策課交通安全対策担当
【電話】03-5654-8386
<この記事についてアンケートにご協力ください。>