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身近なハチをもっと知ろう

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東京都葛飾区

夏になると、ハチの活動が活発になります。
「ハチ」と聞くと怖い虫と思われがちですが、植物の受粉を助けるなど、私たちの生活に役立つ一面ももっています。
今回は、区内でよく見かけるハチとその特徴を説明します。

■危険性が低いハチ
◇ミツバチ
体長1.5cm前後の小さなハチです。植物の受粉を助けて果実の実りをもたらします。春から初夏にかけて、突然木の枝や家の外壁などに数千~数万匹のミツバチが群がることがあります。これは分蜂(巣別れ)と呼ばれるもので、数日中で移動する場合が多いため、殺虫剤などを使わずに様子を見てください。

◇アシナガバチ
体長2cm前後の細長いハチで、長い後ろ足を垂らして、フワフワと飛びます。垣根や樹木の害虫を食べてくれます。近くを飛んでいても手で払ったりしなければハチから刺してくることはほとんどありません。家の軒下やベランダに、10cmくらいの傘状で穴がたくさんあいている巣を作ります。

◇クマバチ
体長2cm前後のずんぐりとした体形で、胸部には黄色くて細い毛が多く生えています。花の蜜や花粉を食べ、特にフジの花を好みます。体も羽音も大きいので恐怖感を与えますが、人を攻撃しないおとなしいハチです。木の幹や木造住宅に縦穴を開けて巣を作ります。

■危険性が高いハチ
◇スズメバチ
体長3cm前後と大きく、直線的に飛び、20~30cmのボール状でしま模様の巣を作ります。巣に近づくと攻撃的になる場合もあります。長い距離を飛ぶため、飛行中のハチを1匹見かけた程度では、巣が近くにあるとは限りません。

■ハチの巣の撤去について~すぐやる課の対応~
ご自宅にできたハチの巣は、所有者や管理者ご自身で撤去するのが原則です。相談が最も多いアシナガバチの巣は、作り始めであればハチ用の殺虫剤などを使用して、経験のない方でも簡単に撤去することができます。
すぐやる課では、ハチの巣の撤去が初めてという方のために、安全な巣の取り方を実践しながら説明したり、生態や適切な対処法などをアドバイスしたりしています。スズメバチについては、危険回避の処置として必要に応じ、巣の撤去などをしています。

■ハチの生態を動画でまとめています
・ミツバチの生態
・アシナガバチの生態
・スズメバチの生態

担当課:すぐやる課
【電話】03-5654-8448

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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