糖尿病はインスリンというホルモンが十分に働かないために、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高い状態が続く病気です。
令和元年「国民健康・栄養調査」では、糖尿病が強く疑われる人の割合が、男性は約5人に1人、女性は約10人に1人という結果でした。
■健診結果をチェック!
糖尿病は、治療を受けずに放置すると合併症を引き起こします。自覚症状がなくても、年に1回は健診を受けて血糖値を確認し、治療が必要だと分かったら必ず医療機関を受診しましょう。
■予防のために今日から始めよう
◆毎日体重を測る
BMIは、体格を表す指標です。健康的に過ごすため毎日体重を測り、「目標とするBMI」の維持をめざしましょう。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
◇目標とするBMIの範囲(18歳以上)
年齢(歳):18~49
目標とするBMI:18.5~24.9
年齢(歳):50~64
目標とするBMI:20.0~24.9
年齢(歳):65~74
目標とするBMI:21.5~24.9
年齢(歳):75~
目標とするBMI:21.5~24.9
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より
◆1日3食、朝からきちんと食べる
朝食をとることで、1日の血糖値の変動が緩やかになります。また、エネルギー代謝が活発になり、肥満予防にもつながります。
1日3食、規則正しく食べる習慣をつけ、糖尿病を予防しましょう。
◇手軽に用意できる食事の例
・たまごサンド+野菜ジュース
・具沢山おにぎり+カット野菜
◆野菜から、栄養バランスよく食べる
栄養バランスの取れた食事は、主食・主菜・副菜の組み合わせが大切です。野菜を多めにして、ゆっくりよく噛んで食べましょう。
◇バランスのよい食事の例
[五穀米・焼き鮭・野菜サラダ・ひじきの煮物・具たくさん味噌汁]
・主食…ごはん、パン、めん類など。体や脳のエネルギーになります。
・主菜…肉、魚、卵、大豆製品のおかず。体をつくる材料になります。
・副菜…野菜、きのこ類、海藻、イモ類のおかず。体の調子を整えます。
■やさいから食べよう!1日350gを目標に
区HPでは、糖尿病予防に役立つ「栄養バランスの良い食事」など、栄養に関する資料を掲載しています。
担当課:健康づくり課
【電話】03-3602-1268
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