区では昨年、新たに44人が結核になっています。
結核は昔の病気ではありません。どの年代の方もかかる可能性があるため、結核の予防と早期発見が大切です。
■結核ってどんな病気?
結核菌によって主に肺に炎症が起こる病気です。
たんに結核菌がいる患者さんが咳やくしゃみをした時に結核菌が空気中に飛び散り、それを直接吸い込むことで感染します。感染しても、発病する方は1~2割と言われています。
抵抗力の弱い乳幼児は、結核に感染すると重症化しやすく、命に関わることもあります。予防するためには、BCG接種が有効です。
■結核の症状は?
最初は咳、たん、熱などの風邪に似た症状で始まり、たんに血が混じる、食欲がなくなる、寝汗をかく、体重が減る、強いだるさが現れるなどがあります。
また、高齢者の場合は咳やたんの症状がないまま微熱や体重の減少が続いた後、結核だとわかることがあります。
■結核を予防、早期発見するためには
・十分な睡眠、適度な運動、バランスのよい食事を心掛ける
・2週間以上咳やたんが続く場合は、医療機関を受診する
※受診する前に医療機関へ必ず電話でご相談ください。
・定期健診(胸部レントゲン検査があるもの)を必ず受ける
■もしも結核になったら
結核は毎日きちんと薬を飲めば治る病気です。
結核の治療には公費負担制度が適用されます。結核のことで心配なときは、保健予防課までご相談ください。
担当課:保健予防課
【電話】03-3602-1331
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