■長引く咳、たん、熱は「結核」かも…
結核はどの年代の方でもかかる可能性のある病気です。区内では令和4年に、新たに44人の方が発病しました。この機会に、結核に関する正しい知識を身に付けましょう。
◇結核ってどんな病気?
結核菌によって主に肺に炎症が起こる病気です。たんに結核菌がいる患者さんが咳やくしゃみをしたときに結核菌が空気中に飛び散り、それを直接吸い込むことで感染します。感染しても発病する方は約1割といわれています。
抵抗力の弱い赤ちゃんは、結核に感染すると重症になりやすく、命に関わることもあります。予防には、BCG接種が有効です。
◇結核の症状は?
最初は咳、たん、熱などの風邪に似た症状で始まり「たんに血が混じる」「食欲がなくなる」「寝汗をかく」「体重が減る」「強いだるさが現れる」などがあります。
また、高齢者の場合は咳やたんなどの症状が出づらく、微熱や体重の減少が続いた後、結核だと分かることがあります。
◇結核を予防、早期発見するためには
・十分な睡眠、適度な運動、バランスの良い食事を心掛ける
・咳やたんが2週間以上続く場合は、医療機関を受診する
※受診する前に医療機関へ必ず電話でご相談ください
・定期健診(胸部レントゲン検査があるもの)を必ず受ける
◇もしも結核になったら
結核は、きちんと薬を飲めば治る病気です。また、治療には公費負担制度が適用されます。結核に関する心配事は、保健予防課(【電話】03-3602-1331)へご相談ください。
担当課:保健予防課
【電話】03-3602-1331
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