食べ物を介して体内に侵入した菌などが原因で引き起こされる「食中毒」は、1年を通じて発生するため常に注意が必要です。中でも、牛肉や豚肉、鶏肉などに付着していることがある「腸管出血性大腸菌」や「カンピロバクター」などは、重い食中毒症状を引き起こすことがあり、特に気を付けなければなりません。
[数日前]今日は焼肉パーティー♪少し赤いけれど、食べちゃおう!
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突然の腹痛に襲われ、眠れない…
下痢が止まらず、トイレから離れられない…
■肉に潜む主な菌
◇腸管出血性大腸菌
牛や豚などの家畜の腸内に存在しており、「O157」がよく知られています。
非常に少量の菌で感染します。乳幼児や高齢者などは重症化しやすく、死に至る場合もあります。
潜伏期間:3~5日
症状:腹痛、下痢、血便など
原因食品:牛肉、生野菜(※)など
※…生野菜にも菌が付いている場合があります。食べる前に、よく流水で洗浄しましょう。
◇カンピロバクター
比較的少量の菌で感染し、お腹の中で菌が増えることで発症します。
潜伏期間:2~7日
症状:腹痛、下痢、発熱など
カンピロバクターに感染した数週間後に、手足のまひや呼吸困難などの症状が出る「ギラン・バレー症候群」になることもあります。
原因食品:鶏肉、豚肉など
他にも、サルモネラ属菌やE型肝炎ウイルス、寄生虫などによる食中毒のリスクがあります
■食中毒を防ぐためのポイント
◇食べるとき
・中心部までしっかり加熱された料理を食べる(加熱目安…中心部温度75℃以上で1分間以上)
・焼肉などで肉を焼くときの取り箸・トングなどは専用のものを使う
◇調理するとき
・生肉を取り扱った包丁・まな板などの調理器具は洗浄後、熱湯や漂白剤で消毒してから使う
・調理前や生肉を触った後は、石けんを使って丁寧に手洗いする
◇さらに詳しく知るためには
・区HP
食中毒の詳細や予防方法、食中毒の発生状況などをご覧になれます。
・食品衛生出張講習会
食品衛生監視員が、皆さんの集会や勉強会に出向き、食中毒などに関する不安や疑問についてお話しします。
詳しくは生活衛生課(【電話】03-3602-1242)へお問い合わせください。
■食中毒を疑う症状が出たら
(1)早めに医療機関を受診してください。自己判断で下痢止めなどの薬の服用は控えましょう。
(2)同じ食事をした複数の方から同じような症状がみられる、または医師から食中毒の可能性があると言われた場合には、生活衛生課へご連絡ください。
担当課:生活衛生課
【電話】03-3602-1242
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