令和4年「国民健康・栄養調査」では、糖尿病が強く疑われる成人の割合が、男性は約5.5人に1人、女性は約10人に1人という結果でした。
糖尿病は自覚症状が少ないため治療を受けずに放置すると合併症を引き起こし、命にかかわる重篤な状態にもなりえます。日頃から糖尿病予防を意識した生活習慣をこころがけ、年1回は健診を受け、治療が必要な場合は必ず医療機関を受診しましょう。
■糖尿病予防のポイント
(1)体を動かす
できるだけ階段を利用する、歩ける距離を歩くなど、できることから始めましょう。目安は、1回20分以上の運動を週に3回以上行い、合計150分をめざしましょう。
運動することで体内のブドウ糖がエネルギーとして消費され血糖値を下げられます。
(2)1日3食、バランスよく食べる
毎食、主食(ごはん、パン、麺類)・主菜(肉、魚、卵、大豆料理)・副菜(野菜、きのこ、海藻料理)をそろえて食べましょう。
(3)嗜好品をとりすぎない
お菓子や甘いジュース、お酒などの嗜好品は1日に200kcal以内で、市販品の場合は容器包装に記載されている栄養成分表示を確認して選びましょう。
間食をとる際は、食事で不足しがちな牛乳・乳製品や果物などがおすすめです。
200kcalの目安量:
・ポテトチップ1/2袋
・ショートケーキ1/2個
・どら焼き1個
・せんべい3~4枚
令和5年度の特定健康診査受診者の中から一部の方を抽出して行った食習慣調査では、BMI25以上の方のうち菓子・嗜好飲料を200kcal以上摂取している人は3人に2人という結果でした。
※BMIとは、肥満度を表す指標として用いられている体格指数で、18.5未満が「低体重(やせ)」、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」に分類されます。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
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