今年度実施した世論調査の結果からも分かるように、区民の皆さんの防災や防犯対策への関心が高くなっています。
自治町会では、防犯カメラや私道防犯灯の設置管理を行い、地域の安全・安心の確保に取り組んでいます。区の防犯カメラや防犯灯の設置助成事業を活用して設置数が増加したことにより、自治町会の防犯対策は地域に大きな役割を果たしています。
より一層「安全・安心」な地域をめざしていくために、自治町会に加入し、地域住民全員で協力することで、地域の力を高めていくことが大切です。
■自治町会の主な取組内容
防災・防犯活動、まちの美化活動、地域の交流活動、情報提供
区内では、236団体が活動しています(12月1日時点)。
■自治町会への加入をお考えの方へ
「どこに聞いたらいいか分からない」「どのような活動をしているのか知りたい」など、自治町会について詳しく知りたい方、加入を検討されている方は地域振興課へお問い合わせください。
■葛飾区へ転入してきた方へ
区に転入される方には、転入手続きの際に、自治町会加入に関するリーフレットを配布しています。
■2つの町会の防災・防犯活動を紹介
自治町会では、地域の安全・安心の向上を図るため、多くの方に参加いただけるよう、創意工夫をしながら取り組みを進めています。
◆東新小岩七丁目町会(新小岩北地区)
防災・防犯につながるコミュニティの輪づくり
◇竹本会長
当町会の区域は、中川に近く水に弱い軟弱地盤であり、住宅なども密集しています。町会活動としては自主防災組織としての市民消火隊をはじめ、地域の方とともに、いつ発生するか分からない災害や犯罪に備え、さまざまな防災・防犯活動に取り組んでいます。お勤めの方から女性、若い世代とも連携し、新たに参加いただける方を募集しています。
さまざまな視点から地域の特性を共有し、住民同士や世代間の交流も活発に行い、誰もが生まれ育ったまちで楽しく健やかに過ごせるよう、取り組みを進めています。
◇川島防火・防災・防犯部長
町会として「災害や犯罪の被害者ゼロ」をめざしています。自然災害は避けられませんが、被害を最小限に抑えるためには、多くの方が防災意識を高め「災害への備え」をすることが大切だと考えています。地域への小まめな情報発信を心掛け、防災訓練への参加の輪を広げていきます。
また、コミュニティがしっかりしているまちでは犯罪が起こりにくいとも言われています。あいさつを交わすなど、声を掛け合う関係をより広く築いていきたいです。
◆水元猿町東町会(水元地区)
地域の防災意識を育む防災フェスタ
◇齋藤会長
今年度は子ども会や近隣町会の方と協力しながら「防災フェスタ」を開催し、多くの子どもたちや若い方に参加していただきました。参加者同士が顔見知りとなり、お互いにあいさつするなど、声を掛け合える関係が生まれることを期待しています。町会内でも引き続き、さまざまな活動を通して、世代間のつながりを強化していきたいです。
◇宮地副会長兼防災部長
「防災フェスタ」では、子どもたちや若い世代と高齢者が一緒に参加し体験できるよう、起震車での大地震体験や消火器操作、子ども向けの放水訓練、非常食の提供など、工夫を凝らして実施しました。火災発生時、消防車が入れない場所も多いため、今回の体験を踏まえ、参加した町会の方が実際に消火設備を使って初期消火をスムーズに行えるようにすることで、地域で減災していく力を高めていきたいです。
担当課:地域振興課
【電話】03-5654-8219
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