■高齢期は、低栄養になりやすい?
高齢期は、知らず知らずのうちに栄養が足りない状態(低栄養)になることがあります。低栄養の状態が進むと、筋力や身体機能が低下し、転倒・骨折の恐れも出てきます。転倒の不安から歩く機会が減ると、食欲が低下し、ますます栄養が足りなくなるなど、悪循環から要介護状態となる恐れがあります。
◇フレイル・サイクル(フレイル=要介護状態になる一歩手前)
・低栄養…食欲・栄養状態の低下
↓
・サルコペニア…筋力・筋肉量の減少
↓
・身体活動量の低下…外出機会の減少
↓
・フレイル…心身機能・社会活動の低下
↓
・低栄養…食欲・栄養状態の低下
■低栄養状態に早く気付いて予防・改善しましょう
長寿医療健康診査の結果、フレイル(虚弱)やサルコペニア(筋力低下)などが疑われる方に、下記の予防事業の「お知らせ」を順次お送りしています(いずれも要介護・要支援の方を除く)。
参加方法など、詳しくは「お知らせ」をご覧ください。
◇高齢者の低栄養防止事業
低栄養を防ぐためのより良い食生活について、指導します。
対象:次の全てに該当する方
・BMI(※)が18.5以上21.5未満
・血中アルブミン値が3.7~3.8g/dL
担当課:地域包括ケア担当課
【電話】03-5698-6202
◇フレイル予防サルコペニア対策
体成分分析装置で筋肉量などを計測し、数値に応じて栄養・運動指導します。
対象:次のいずれかに該当する方
・BMI(※)が18.5未満で血色素量が12.0g/dL未満
・76歳・81歳で長寿医療健康診査の質問票から口腔機能や筋肉量の低下が疑われる方
※…BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
担当課:健康推進課
【電話】03-3602-1268
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