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消費者のポケット

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東京都豊島区

■賃貸住宅の「原状回復」トラブルにご注意
借り主が賃貸住宅を退去する際に、ハウスクリーニングやクロス張替えなどの原状回復費用として敷金が返金されない、敷金を上回る金額を請求されたという相談が寄せられています。
○事例
・敷金礼金不要のアパートを退去したら、契約書の記載と異なるエアコン清掃代や入居前からあったフローリングのキズの修繕費用まで請求された。
・20年以上住んだマンションを退去した際、入居時から付いていたキズを「最近付いたものだ」として修繕費用を請求された。
・6か月居住した賃貸アパートを退去した。玄関の壁紙のわずかな傷で全面の張替え費用を請求された。
○アドバイス
契約時:契約書類の記載内容や賃貸物件の現状をよく確認しましょう
・契約前に書類の内容をよく確認しましょう。特に、禁止事項、修繕に関する事項、退去する際の費用負担に関する事項や、特約について必ず確認しておきましょう。
・入居・前に、できる限り貸主側と一緒に賃貸物件の現状を確認しておきましょう
・入居前からあったキズや汚れなどの写真を撮っておくと、退去時のトラブル防止につながります。
入居中:入居中のトラブルは貸主側にすぐ相談しましょう
・雨漏りやトイレの水漏れなどのトラブルが発生したら、すぐに貸主側に連絡し、相談しましょう。
退去時:精算内容をよく確認し、納得できない点は貸主側に説明を求めましょう
・納得できない費用を請求された場合には、国土交通省が定めている「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、貸主側に説明を求め、費用負担について話し合いましょう。また、入居時と同様にできる限り貸主側と一緒に賃貸物件の現状を確認しましょう。その際、確認した内容をメモに残したり、修繕が必要と思われる箇所の写真を証拠として記録を残しておくことが大切です。

納得できない場合やトラブルになった場合は消費生活センターに相談してください。

問合せ:当センター【電話】3984-5515

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