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自治体の皆さまへ

地域を守る消防団 (2)

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東京都豊島区

■地域がつながる 地域で守る
Interview
池袋消防団第2分団
小野寺 由美(おのでら ゆみ)さん
怜那(れな)さん、皓穎(こうえい)さん

お母さまの由美さん、娘の怜那さん、怜那さんの夫の皓穎さん、家族3人で消防団の活動をされている小野寺さんファミリー。
消防団入団のきっかけや入団後の生活面での変化など、お話を伺いました。

○消防団に入団したきっかけを教えてください。
由美さん:介護の仕事をしていたので、元々救命には興味があったんです。ご近所の方でも入団している方がいたので、思い切って入ってみました。

怜那さん:私は先に入団した母に誘われて何となく始めてみたという感じです。

皓穎さん:僕は、結婚したときにはすでに妻が入団していたので自然と入る形になりましたね(笑)。
入団後、生活面で変化はありましたか。

由美さん:まちの見え方が大きく変わりました。今までは何となく歩いていたまちも、防災を意識して見てみると全く違うように見えるんです。つい歩きながら、消火栓はどこだろうと無意識に探してしまったり。

皓穎さん:外出先の建物の中でもどこに非常ベルや消火栓があるのかなと、つい気になってしまいますね。

由美さん:今、災害が起きたらどうなるだろうということを考えるようになりましたね。緊急時に役立つような知識も入団前より増えたと思います。

怜那さん:何より地域でのコミュニティが広がりました。みんなで食事や旅行に行ったりもするんですよ。入団前は仕事がない日は時間を持て余すことも多かったんですが、入団してからは、いろいろなイベントがあるので、とても充実しています。

皓穎さん:僕は地元が豊島区ではないんですが、地元では地域の方たちとこんなに交流することがなかったので、自分が所属するコミュニティができたということを実感していますね。

由美さん:それから運動を心がけるようになりました。消防用のホースって結構重いんですよ。普段から鍛えていないと、いざというときに動けません。日ごろから体力づくりを頑張っています。

○仕事との両立はいかがですか。
怜那さん:団にはさまざまな生活スタイルの人たちがいます。訓練も出られない日があるのは当然ということをお互いに理解しているので、無理なく続けられる体制が整っていると思います。

○今後の目標は?
由美さん:日々の消防団の活動をしながら、地域の役に立つということですね。

怜那さん:消防団の存在をもっと若い世代の人に知ってもらうことです。いざというとき、地域で助け合えるということが大切だと思います。

皓穎さん:今は私たち家族が分団の中で一番若い世代ですが、次の世代にもつなげていきたいですね。

■消防団員募集
豊島消防団・池袋消防団では新たなメンバーを募集しています。
対象:区内在住、在勤、在学の18歳以上の方。
申込み:電話で豊島消防団は豊島消防署【電話】3985-0119、池袋消防団は池袋消防署【電話】3988-0119へ。

問合せ:防災危機管理課防災事業グループ【電話】4566-2572

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