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第4回区議会定例会区長招集あいさつ (3)

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東京都豊島区

7.「基本構想・基本計画」の策定
本年2月にスタートした基本構想審議会における審議もいよいよ大詰めを迎えています。第9回審議会では、「基本構想・基本計画(素案)」のご審議をいただきました。
素案の策定までは、様々な方法で区民の皆様の声を直接お伺いしてきました。人口流動性の高い本区の特徴を捉え、外国人や大学生を対象とした「未来としまミーティング」、10から80代の幅広い世代の方々が8つのテーマでまちづくりの方向性を議論した「区民ワークショップ」など、様々な視点でのご意見・ご提案をいただきました。
こうした声を踏まえ、全部局にて検討を進めてきた「基本構想・基本計画」の素案について、本定例会でご報告した後、11月下旬からパブリックコメントを実施します。同時に、区役所本庁舎、南大塚地域文化創造館、区民ひろば千早で区民説明会を実施します。

8.おわりに
本区は、これまでもセーフコミュニティ国際認証を取得するなど、官民協働で安全・安心なまちづくりを推進してきました。加えて、子育て支援の充実や、旧庁舎跡地開発、4つの公園の整備などの結果、住みたい街ランキングの上位に選ばれるなど、まちの魅力は高まり、かつての怖い、汚い、暗いという3Kのイメージは、大きく改善されたと認識しています。しかし、基本構想策定のための意見交換の場では、若年女性から池袋は怖いイメージという発言が度々あり、広聴メールや子どもレターなどでは、ポイ捨てなどでまちが汚いなど、マイナスイメージの意見が寄せられています。
基本構想・基本計画をまもなく策定するこのタイミングにおいて、安全・安心に向けた取組みをアップデートし、池袋のさらなるイメージ向上を図る必要があると判断し、全庁横断的な対策本部を立ち上げることとしました。
その第1弾は「特殊詐欺」対策です。
特殊詐欺による被害は、全国的にも増加傾向にあり、本区でも件数・被害額ともに前年度よりも増加しています。昨年1年間の区内の被害件数・被害額は74件、約1億4,300万円でしたが、今年1から9月の被害は98件、約2億3,800万円とすでに昨年を大きく上回っており、人口1人あたりの被害額は、23区中でワーストとなっています。
まず、広報としま11月号の特集「としま特殊詐欺ばなし」として特殊詐欺の手口を昔話風にアレンジして、区民の皆様に分かりやすく掲載しました。
また、12月の区政連絡会では、全12地区の町会長の皆様に、注意を呼びかけていきます。
さらに、警察・鉄道会社・商業施設等との連携、広報媒体の活用、チームとしまと連携した情報発信に努めるとともに、区職員と警察、関係団体等の連携による声かけ、青色防犯パトロールカーによる集中警戒など対策を強化していきます。
今後もこうした取組みを粘り強く継続することで、詐欺被害の未然防止に努めていきます。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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