まもなく新年度を迎える時期。お子さんの成長をうれしく思いつつも、入園・入学などのステップアップを前に、気になっていることはありませんか。就学前のお子さんの成長や発達について、家庭に寄り添い、一緒に考えていきます。
西部子ども家庭支援センター
所在地:千早4-6-14
相談時間:月~土曜日 午前9時~午後6時
※土曜日は午後5時まで(祝日を除く)
■気がかりなこと、ありませんか?
・なかなか歩かない
・視線が合いにくい
・名前を呼んでも振り向かない
・気持ちの切り替えが苦手
・音や光、感触などに苦手さがある
早くからお子さんに合ったサポートを受けることで、生活の中の「困った」「苦手」を減らしていけます
乳幼児期は様々な能力を獲得する時期。子どもは生活の中で、人との関わりや遊びを通して発達していきます。周囲がその子に合った関わり方をすることで発達を促して、自分に自信を持ったり自分を大切にしたりする気持ちが培われます。
■西部子ども家庭支援センター相談の流れ
○電話やメールで問い合わせ
・お子さんの年齢や普段の様子を伺います
○親子遊び広場、個別相談など
・お子さんを遊ばせながらお話を伺ったり、個別に相談を受けます
○親子初回面接
・子育て支援ワーカーと心理職員がお話を伺います
・お子さんに適したサポートを提案
○専門相談
・初回面接の結果をもとに、言語聴覚士や作業療法士などの専門スタッフが数回面接をします
・継続した支援について、一緒に考えます
○医師面接
・当センターでの療育(発達支援)を受けるためには、受給者証が必要です。申請のために、医師の面接を受けます。
心配が解消された場合は、いったん相談終了。その後も、いつでもご相談ください。
○受理会議
・専門相談、医師の面接結果をもとに、受理会議を開催
・保護者の意向を聞きながら、どのような支援が必要か、指導や通所のスタイル・頻度を具体的に決めます
○支援継続(療育開始)
・グループ指導
・個別指導
■\私たちがお話を伺います/
西部子ども家庭支援センタースタッフ
相談のきっかけは、子どもが通う園、保健所からの紹介など様々です。センターには乳幼児が遊ぶ部屋があり、一時預かりなども行う子育て拠点の一つでもあります。心配ごとがなくても、日頃から親子で遊びに来ていただく中で、成長の様子を保護者の方と見ていくことができます。そこから必要な時に、支援におつなぎすることができます。お子さんの成長過程も気持ちも1人ひとり全く違います。周囲からみて気がかりな一面でも、お子さん本人にとっては理由と意味があります。保護者の方に寄り添い、お子さんをどうサポートしていくのがいいのかを一緒に考えていきます。
■\Voice/
○安心して前向きになれる場所
保護者のAさん
子どもが1歳ごろから、「もしかしたら…」というもやもやした気持ちがありました。当時は私だけが気になっていて、親にも言えなかったんです。子どもが3歳半の時に、自閉症の診断を受けた病院などからのアドバイスで、センターに通うようになりました。当初は私自身が何か変わるのかなと不安でした。でも、ここではスタッフやほかの保護者の方との関わりの中で、成長を促すヒントや、ステップアップのために無理のないアドバイスをもらえます。すごく安心できるし、前向きになれるんですよ。子どもは少しずつ文章を話したり、何を伝えたいかわかるようになってきました。育児や子どもの成長について、もしも何か悩んでいることがあれば、一度でも話をしてみると得られるものがきっとあると思いますよ。
○新生活を親子で楽しむために
保護者のBさん
心配ごとがあり親子向け事業へ行った時に、職員の方から声をかけてもらい通い始めました。子どもは緊張感が強く通えるか最初は不安でしたが、徐々に楽しめるようになっていきました。ここでは、子どもの良いところを伸ばして、苦手なことをフォローしてくれます。子どもは小学1年生ですが、親子の会があり、情報交換の場やイベントを通じて今もセンターとつながっています。私は、就学相談を利用し、家族や学校と話し合って就学先を決めました。親として入学を心から喜びたいし、子どもにも楽しみにしてほしい。情報を調べたり学校を見学したり、先を見てとにかく動くことが大事だなと思いました。各学校の様子や放課後のことなど、ママ友からの情報も大きな助けになりました。
■療育って?
療育は、発達に偏(かたよ)りのあるお子さんが、社会の中で自立していけるように発達を促すための支援です。区では、決まった曜日に通う「グループ指導」、言語聴覚士・作業療法士・心理士などによる専門スタッフによる「個別指導」を行っています。
○グループ指導
少人数のグループに分かれて親子・職員と関わり合いながらお子さんの興味を広げる。生活習慣やコミュニケーションを育みます。
○個別指導
成長段階をつかみ、苦手なこと、得意なことを知ってその子に合った方法で教えたり伝えたりする工夫を一緒に考えます。
問合せ:西部子ども家庭支援センター【電話】03-5966-3131、【E-mail】A0019902@city.toshima.lg.jp
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