令和7年2月12日、高際区長が行った、招集あいさつの抜粋・要約です。
1.「豊島区基本構想」「豊島区基本計画」の策定
1-1.区民の声を活かした構想・計画の策定
基本構想・基本計画は、将来のまちの姿を描き、その基本となる考え方や実現に向けた方向性を示す区政運営の最高指針です。
区民の皆様と共に考え、共につくり上げていくことを重視し、基本構想審議会における活発な議論とあわせ、大学生や外国人等を対象とした「未来としまミーティング」、10から80代の幅広い世代による「区民ワークショップ」、さらに「としま子ども会議」において、幅広いご意見・ご提案をいただきました。
こうして取りまとめた素案について、パブリックコメントでは、424件のご意見をいただきました。さらに区民説明会でいただいたご意見など、一つひとつの声を受けとめ、区民目線で考え抜き、「豊島区が目指す将来の姿」を取りまとめました。
1-2.「3つの理念」と「7つのまちづくりの方向性」
「基本構想」は、区政運営の最高指針であり、時代や区民ニーズの変化を的確に捉え、将来の豊島区を取り巻く環境を見据えた、中長期的なまちづくりの羅針盤です。
ここに掲げる「理念」や「まちづくりの方向性」は、豊島区の新時代を切り拓き、未来につなげ、発展していくための、区に関わるすべての主体にとっての「共通の指針」となるものです。
【3つの理念】
1.誰もがいつでも主役
誰もが平和を享受し、ジェンダーをはじめ年齢、国籍、心身の状況、社会的・経済的状況、意見や価値観の違いなどの多様性を認め、尊重し合い、区民一人ひとりが幸せを感じ、あらゆるライフステージにおいて健康で自分らしく過ごせるまちの実現を目指します。性別等に起因した困難を抱える方々への支援とともに、「女性のエンパワーメントの推進」を初めて掲げ、持つ力を十分に発揮できる社会の実現を目指します。また、国籍や生活習慣等が異なる多様な人々が、互いの違いを認め合い、共に生きていく社会の実現を目指します。
2.みんながつながる
誰一人取り残さず、あらゆる人たちをつなげ、孤独・孤立を防ぎ、みんなで地域課題の解決にあたるとともに、地域の多様な主体との協働の輪を拡げることで、共創社会や自律的な好循環が生まれる持続発展するまちの実現を目指します。
3.出会いと笑顔が咲きほこる、憧れのまち
地域に息づく文化や歴史を継承しつつ、それぞれの個性を活かしながら、地域の魅力と活力をさらに高めていきます。安全・安心でにぎわいあふれる居心地の良い都市空間の中で、未来を担う子どもたちを地域全体で育み、新たな出会いと笑顔があふれる「住みたい、住み続けたい、訪れたい」憧れのまちを目指します。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>