令和4年度に区が行った「足立区高齢者等実態調査」の結果では、要介護認定を受けている方の約2人に1人が、「人生の最期は施設や病院ではなく、自宅で迎えたい」とお答えになっています(前記参照)。それを実現するためには、医療従事者と介護従事者の連携による在宅医療・介護の提供が欠かせません。その拠点となるのが、令和6年度中に江北にオープン予定の「すこやかプラザあだち」です
当該施設は東京女子医科大学附属足立医療センターの北側に位置し、江北エリアデザインがめざす、「住んでいるだけで自ずとこころもからだも健康になるまちづくり」の一翼を担います。現在は、西新井本町二丁目にある「江北保健センター」や「江北休日応急診療所」、および江北四丁目にある「子育てサロン上沼田」が移転するほか、新たに「医療・介護連携センター」を設置します
「健康コンシェルジュ」による全世代対象の疾病予防相談や、女性やカップルを対象に将来の妊娠のための健康管理を促す「プレコンセプションケア」などを通して、幅広い機能により区民の皆様へ安心の提供をめざします
介護サービスのファーストステップは、お住まいの地域を管轄する「地域包括支援センター」ですが、その認知度は決して高いとは言えません。今回の特集は、幅広い年齢層に、介護に関する情報の一端をお届けしようと企画しました。今すぐに必要ないという方も、「もしも」に備えて、頭の片隅に留めておいていただければ幸いです。
足立区長 近藤やよい
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