令和5年に都内で発生した食中毒のうち、ノロウイルスを原因とする患者数は、食中毒の患者の中で最も多い358人にのぼりました。ノロウイルスは感染力が非常に強く、ごく少量でも口から体内に入ることで感染し、吐き気・おう吐・腹痛・下痢・発熱などを引き起こします。
◆予防のポイント
○とにかく手洗いが重要
ノロウイルスに感染していても無症状の場合があります。体調が良好であっても、トイレの後や調理・食事の前には、石けんなどで30秒以上しっかり手を洗いましょう。
○食材の中心までしっかり加熱
食材の中心部が85度から90度に達してから90秒以上加熱することで、ノロウイルスは死滅します。
○ウイルスを食品に付けない
腹痛や下痢の症状があるときは、調理作業を控えましょう。どうしても調理を行う必要がある場合は、十分に手を洗ってからビニール手袋などを着用し、食品に直接触れないようにしましょう。
○ウイルスを拡げない
ノロウイルスの感染が起こったときは、塩素系漂白剤を使い、トイレやドアノブなどのよく触れる場所の消毒を徹底してください。おう吐物などを処理するときは、マスクやビニール手袋などを着用しましょう。
問い合わせ先:足立保健所 生活衛生課 食品保健係
【電話】03-3880-5363
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