元日の能登半島地震を受け、6年度予算には備蓄品の増強を中心に、災害対策強化経費を盛り込みました。また今後は、避難所ごとにできる限り「実践的な訓練」を行っていただくことで「いざ災害」への強化を図れるよう、地域の皆様にお願いしてまいります
区では、水害時に避難所の支援に向かう職員をあらかじめ決めていますが、大震災直後は参集可能な職員の数も見通せないため、地域の方々に避難所の開設・運営を担っていただくなど、水害と地震では被災後の対応が異なります。そのため訓練もバランス良く実施することが必要なのです
足立区は、四方を川に囲まれていることや、軟弱地盤で揺れの大きい地域が区内全域に広がっていることから、水害・地震ともに準備を怠ることはできません。水害は台風の接近など、事前に一定の準備ができると思っていましたが、線状降水帯がもたらす豪雨は、ほんの1時間弱で予想を遥かに超える雨量を計測することもあり、油断は禁物です
マンションにお住まいの場合、建物自体に被害は無くても断水や停電の発生も考慮して、在宅避難が可能となる備蓄を各ご家庭にお願いしています。その際は必要に応じて乳幼児用のミルク・離乳食、ペットフードなどの備えもお忘れなく。平時からいかに災害に備えるか、能登の地震に突きつけられています。
足立区長 近藤やよい
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