■家庭での生ごみの減量にご協力ください!
生ごみに含まれる水分が原因で生じる、いやな臭いがひときわ気になる夏。今号では、そんないやな臭いの軽減やごみ減量に効果的な、「生ごみ処理機・コンポスト化容器」についてご紹介します。
◆区の生ごみの現状
「令和5年度一般廃棄物排出実態調査」では、燃やすごみのうち厨芥類(ちゅうかいるい)(生ごみ)が最も多く、約3割を占めていることが分かりました。燃やすごみが減ると、ごみの運搬や焼却に使用する燃料から出るCO2(二酸化炭素)を削減できます。
生ごみは水分が多く、乾燥させた場合は質量を約70パーセント減らすことができます。いかに生ごみの量を減らせるかが、これからの地球環境を守る重要な鍵でもあるのです。
▽(グラフ)燃やすごみの組成割合(令和5年度)
厨芥類(ちゅうかいるい)(生ごみ):31.9パーセント
紙類:26.3パーセント
草木類:1.6パーセント
繊維類:4.1パーセント
紙おむつ類:5.8パーセント
プラスチック類:18.2パーセント
ゴム・皮革類:0.7パーセント
その他:11.3パーセント
生ごみが減ったらイイコトたくさん!
・ごみが軽くなってごみ出しが楽
・ごみの焼却コスト・CO2(二酸化炭素)排出量DOWN(ダウン)
・ごみ収集車の燃費UP(アップ)など
◆生ごみ対策の強い味方!生ごみ処理機(乾燥式/バイオ式)、コンポスト化容器
生ごみ処理機・コンポスト化容器は、生ごみの量を減らすのにとても効果的。メリット・デメリットを紹介しますので、あなたのライフスタイルに合う機器を検討してみてください。
◇生ごみの臭いが気になる方向け
[生ごみ処理機(乾燥式)]
生ごみを乾燥させて水分をなくします
メリット:
・臭いが軽減される
・短時間で処理できる
・虫がわきにくい
デメリット:
・本体価格が高額
・ほかと比べて電気代が高い
・比較的処理音が大きい
◇園芸などで土を使う方向け
[生ごみ処理機(バイオ式)]
生ごみをたい肥化してリサイクルできます
メリット:
・乾燥式に比べて電気代が安価
・処理音が気になりにくい
・臭いが気になりにくい
デメリット:
・本体価格が高額
・処理に時間がかかる
・虫がわきやすい
[コンポスト化容器]
生ごみをたい肥化してリサイクルできます
メリット:
・本体価格が安価
・電気代がかからない
・処理音がない
デメリット:
・屋外設置が前提
・処理に時間がかかる
・虫がわきやすい
○「機器の購入が難しい」、そんな方はこれで生ごみをぎゅ~っとひと絞り!
手が汚れにくく、実践しやすい方法をご紹介します。
・水切り袋に生ごみを入れて上からぎゅっと押すだけ!
・切ったペットボトルの飲み口に水切りネットを通して引っ張るだけ!
◆補助金を利用して生ごみ処理機を購入した
奥 礼子(おく れいこ)さん
購入は区の補助金がきっかけ
私は元々ごみの出し方や環境問題に関心があって、普段からペットボトルを使わない、使用後のコーヒーかすを窓際で乾かしてからごみに出すなどの取り組みはしていました。生ごみ処理機もずっと欲しいと思っていましたが、高額なこともあり、なかなか手が出せなくて…。
そんなときに過去のあだち広報でこの補助金の記事を見て購入を決心しました。補助金のおかげで安く買えたのはもちろんですが、生ごみの臭いが気にならなくなりましたし、ごみ量も減ったので購入して本当に良かったです。
◆拡充しました!
生ごみ処理機コンポスト化容器購入費を最大2万円補助
「6年度申請件数52件!例年の2倍ペースで増加中!
※7月2日現在」
ごみ減量対策をより手厚くサポートするため、補助上限額を引き上げました。予算に達し次第終了しますので、早めにお申し込みください!
対象:生ごみ処理機(乾燥式/バイオ式)、コンポスト化容器のいずれかを購入し、次のすべてに当てはまる方…区内在住で自ら居住する住宅に機器を設置した/生ごみ減量を目的とし、自分で維持管理できる/機器購入後6カ月以内/5年以内に当該補助金を受けていない/使用状況について報告書を提出できる(申請後1回)
内容:機器の本体価格の2分の1を補助(上限2万円)
申込方法:必要書類を区へ郵送・持参
※必要書類の詳細など、くわしくは区のホームページをご覧ください。
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申込先・問い合わせ先:ごみ減量推進課資源化推進係
郵便番号120-8510 中央本町1丁目17番1号
【電話】03-3880-5027
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