■あだち絆づくり
「孤立ゼロプロジェクト」とは、地域の方々や協力機関がネットワークを組み、「お互いさまのまち」を皆(みんな)のちからで築いていく事業です。今回はこのプロジェクトで重要な役割を果たす「絆のあんしん協力員」と「絆のあんしん協力機関」をご紹介します。
【1】絆のあんしん協力員 1,000人以上が登録中
地域の高齢者に気を配り、気になる方に対して、日常的な見守り・声かけなどを行っています。異変を感じたときは、地域包括支援センターに連絡しています。
◇栗木テツ子(くりきてつこ)さん
・自分のペースで見守り活動中!
花畑団地内を毎日パトロールしています。パトロールといっても、買い物などのついでに郵便受けがあふれていないか確認したり、あいさつして回ったりといった簡単なものです。
自治会が集会所で運営しているサロン「なごみ」にも参加していて、そこではカラオケやおしゃべり会などを行っているんですよ。「ひとりで何をしたら良いか分からない」という相談を受けたら、なごみに誘っています。
・今年で協力員11年目、ずっと続けていきたい
地域の力になりたいと思って始めた活動ですが、今では地域の方が誕生日を祝ってくれたり、文教大学の学生さんが孫のように慕ってくれたり、逆に力をもらっています。可能な限りは今後も協力員の活動を続けたいです!
【2】絆のあんしん協力機関 1,000以上の機関が登録中
スーパーマーケット、郵便局、配食サービス事業所などが登録中。従業員が日常業務の中で高齢者の様子を気にかけ、ゆるやかな見守りをしています。
◇社団法人福祉のみらい(主に、高齢者の生活支援や施設紹介を行っている。)
山内叶子(やまうちかなこ)さん
・事務所の空きスペースを、地域の居場所に
約1年前に協力機関として登録した際、事務所の空きスペースを有効活用できないか考えてみました。そこで、高齢者の孤立防止を目的に「みらいカフェ」を思いついたんです。
みらいカフェとは月に1回開催している交流会のことで、ゲームやクイズなどを企画しています!終わった後は参加者同士でお茶を飲みながらお散歩コースの話や、安いスーパーの情報など、何でも話せる交流の場になっています。
・地域のつながりを大切にしていきたい
みらいカフェを始めて気付いたのは、初対面だからこそ話せることもあるということ。近すぎず、遠すぎず、たまにふらっと参加して気軽に話せる場所として、これからも地域のつながりを広げていきたいと思います。
◆熱中症による孤立死を防止
夏こそ、高齢者が困っているサインを見逃さないで!
暑さを感じにくく、汗もかきづらい高齢者は熱中症のリスクが高くなります。最高気温35度以上の日は、35度未満の日と比べて孤立死のリスクが2.8倍に。住民の皆さんで、近所の高齢者を見守り、孤立死を防ぎましょう!
▽見かけたらご連絡を
あなたの周りで次記の状況を見かけたら、すぐにお近くの地域包括支援センター(ホウカツ)までご連絡をお願いします。
(1)何日も同じ洗濯物が干されたまま
(2)郵便物がたまっている
(3)家の中から異臭がする
問い合わせ先:絆づくり担当課事業調整担当
【電話】03-3880-5184
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